腐ったウッドデッキは危険!ウリンで作る高品質なエクステリア

コラム

腐ったウッドデッキは危険!ウリンで作る高品質なエクステリア

ウッドデッキに代表される屋外の木製エクステリアには、「木が腐ってしまうのではないか?」という心配がつきものです。

確かに天然の木材は素材の特性上、雨や害虫の影響で腐食してしまう心配がありますが、その風合いの美しさから、腐食の心配がない人工木にも劣らない人気があるのも事実です。

ウッドデッキの腐食を心配される方には、腐食に強いウリン材で作るデッキがおすすめです。

この記事では、ウリン材の特徴をご紹介しながら、メリットデメリット、おすすめのメンテナンス方法などを解説します。

腐らない木「ウリン」耐久性に優れた木材

腐らない木「ウリン」耐久性に優れた木材

ウッドデッキに使用されている木材にはたくさんの種類がありますが、その中でもウリン材は一番丈夫な木材といえます。

まずは特徴について見ていきましょう。

ウリンの概要

ウリンは、東南アジア原産のクスノキ科の広葉樹です。

耐久性と強度が高いことから、「鉄の木」「アイアンウッド」とも呼ばれています。
特に屋外での使用に適しており、ウッドデッキ材として非常に高い人気があります。

腐食に強い理由

ウリン材が他の木材と比べて、腐食に強い理由は3つあります。

  • 密度が高い
    ウリン材は非常に高密度で硬い特徴があります。内部の密度が高いと、水分や害虫が木材内部に侵入することを防げるので、腐食のリスクが低くなります。
  • 硬くて安定性が高い
    柔らかい木材には変形が起こりやすく、ねじれたり割れてしまうデメリットがありますが、ウリンは非常に硬い木材のため安定性が高いです。形状が安定することで、木の内部に水分が浸透せず、腐りにくい強さを保てます。
  • 害虫に強い
    ウリン材にはポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは強力な抗菌・防腐作用があり、バクテリアの繁殖を抑えてくれるので、害虫被害がとても少ないのです。

ウリンを使ったデッキの見た目

ウリンを使ったデッキの見た目

新しいウリン材は鮮やかな赤褐色をしているため、作ってしばらくの間は、赤みの強い見た目になります。

経年変化を楽しめる木材としても知られているウリンは、徐々に白色に変化していき、最終的にシルバーグレーに変化します。

カラーリングにはそれぞれの好みがありますが、ウリンの落ち着いた色合いは、高級感や“木の味わい”を感じさせるとして、高い人気があります。

腐った事例は?ウリンは世界中の施設で採用されている

腐った事例は?ウリンは世界中の施設で採用されている

ウリンは個人住宅での使用に限らず、多くの施設で採用されています。

国内では、

  • 海岸線のウォークデッキ
  • 高級ホテルのサンデッキ
  • 遊園地内のウッドデッキ

など、名前を聞けば誰もが知っているような、一流施設の屋外装備として広く採用されています。

海外でも同様に多用されており、港の桟橋や波打ち際のデッキといった、水気に多くさらされる場所でも使われており、いかにウリンが耐久性の高い木材かということがわかります。

ウリン製ウッドデッキは絶対に腐らない?

多くの公共施設でも使われていることから、とても丈夫な木材ということは分かりましたが、ウッドデッキの木材として検討している方は、
「ウリンを使えば絶対に腐らないの?」という点が気になりますよね?

一言で表せば、

天然木である以上、腐食しないということはないが、扱われている木材の中で一番腐りにくい木材である。

というのが答えになります。

木材には「耐用年数」という、“どれだけの期間、一般的な使用に耐えられるのか”という一つの目安があります。

木の密度が高くなく、柔らかい木材として扱われる「ソフトウッド」を使ったウッドデッキの耐用年数は約5年から15年。

一方、ウリンに代表される密度が高くて硬い「ハードウッド」を使ったウッドデッキは、耐用年数が高く、ウリン材を採用したウッドデッキは25年から30年以上と言われています。

多くのウッドデッキのリフォーム事例を調べても、ウリン材が腐ったことでの修復事例はあまり見かけません。腐食への対策を万全にしたい方は、ウリン材一択と言っても良いでしょう。

ウリン材のメンテナンス方法!最低限のケアで美しい状態維持を

ウリン材はメンテナンスフリーで使える木材としても有名で、何もケアをしなくても長期間にわたって使用することが可能です。

ですが、ご自宅のデッキであれば、綺麗な状態で愛用したいのはもちろんのこと。

ウリンは表面が滑らかで、すべすべとした触り心地なのも特徴の一つ。しっかりとメンテナンスをすることで、素足での使用も心配ありません。

この記事では、メンテナンスフリーである特徴を活かせるよう、気持ちよくデッキを使用していく上での最低限のメンテナンスについて、2つご紹介します。

定期的な清掃

ウリン材のメンテナンス方法!最低限のケアで美しい状態維持を

綺麗な状態を保つためにも、定期的な清掃が必要です。

清掃の際は、柔らかいブラシや布でホコリや汚れを取り除きましょう。天気が良く、自然乾燥が見込める日には、ホースを使って一気に水洗いするのもおすすめです。

防腐塗装

防腐塗装

ウリン材は腐る心配がとても少ないですが、定期的に防腐剤を塗装することで、さらに防腐性能を高めることができます。

ホームセンターやDIYショップなどに防腐剤が含まれる塗料が市販されているので、一年に一度、もしくは数年に一度塗るだけで十分です。

カラーリングや艶出しも同時に行えるので、美観も保つことができて一石二鳥なメンテナンス。高級木材としてのウリンの魅力を活かしましょう。

腐る心配のない木材のことならモックリーへお任せを!

腐る心配のない木材のことならモックリーへお任せを!

最後にウリン材のデメリットについても知っておきましょう。

ウッドデッキにウリンを使用際のデメリットは、

  • ハードウッドの中でも硬く、加工がしにくい
  • 高級木材であり、比較的価格が高い

この2点が挙げられます。

密度が高いウリンは、丈夫であると同時に加工がとても大変です。

ウッドデッキをDIYしたいと考えている方は、電動工具は必須であり、作業工程の中でウリンの丈夫さを肌で感じられることでしょう。

ウリン材でウッドデッキをDIYされる場合は、事前に計画を立て、カットの作業が少なくなるように木材を購入しましょう。

また、ウリンは高級木材に位置付けられており、他の木材と比べて価格が高いと言えます。

DIYをする場合は、デッキの面積に応じて必要な木材を計算して、必要以上に予算がかからないように工夫しましょう。

ウリン材ならモックリーへ!

ウリンを使ったウッドデッキをDIYされる方は、ウッドデッキの木材専門店「モックリー」をぜひご活用ください。

モックリーでは、木材の仕入れから加工までを自社で行なっているため、流通コストを抑えて高いコストパフォーマンスで木材を販売することが可能です。

サイズの規格も豊富にラインナップしておりますので、ご自身のデッキ計画に合わせた理想のサイズのウリン材がきっと見つかるでしょう。

ウリン材一覧

また、ウッドデッキをDIYしたい方を応援するべく、事前の計画に使っていただけるウッドデッキシミュレーターを無料でご用意しております。

デッキのサイズを入力いただけば、必要な木材の量が一目でわかりますので、こちらもぜひご活用ください。