ウッドデッキと縁側、DIYに適しているのは?それぞれの長所・短所を徹底解説
ウッドデッキは洋風、縁側は和風のイメージがあるものの、具体的にどういう違いがあるのか分からない方も多いのではないでしょうか?
どちらも自然な木材の風合いや自宅に居ながら屋外を楽しめる点が人気ですが、実は両者には明確な違いがあり、それぞれ長所や短所があります。
自宅でアウトドアを楽しめるテラスやデッキの新設を考えているなら、それぞれの特徴と、どちらがDIYに適しているのかといったポイントを知っておきましょう。
この記事では、ウッドデッキと縁側の違いや、具体的なメリットとデメリットを詳しく解説します。
INDEX
ウッドデッキと縁側の違い
まず初めに、ウッドデッキと縁側の違いについて詳細に解説しましょう。
「ウッドデッキ」は洋式のアウトドア・テラス
ウッドデッキは、室内から屋外に続く木製の床スペースです。バーベキューや家族の憩いの場、ホームパーティーなどに使えるほか、洗濯物を干すなど実用的な使い道も豊富。
通常、リビングルームやダイニングルームから直接アクセスできるように設計されますが、家の一部というよりも独立した構造で作られることが多いです。
素材には、耐久性やメンテナンス性を考慮し、防腐処理の施された天然木や合成素材が使われます。
「縁側」は和式の板張り廊下
縁側は、日本家屋独自の様式で建築される、家屋と庭をつなぐ半屋外のスペースです。
物干しスペースや、腰かけて一休みしたり、庭を眺めながらお茶を飲んでゆっくりする場としても使われます。
室内でもなければ完全に屋外でもない、曖昧さのある空間をつくる縁側は、日本文化らし差を象徴していると言えるでしょう。
一般的には、屋根が設置されているのが特徴で、主に次の3種類が存在します。
- 濡れ縁(外縁):雨戸の外側にある縁側、もしくは、もともと雨戸がない縁側
- くれ縁(内縁):戸の内側にある通路のような縁側
- 落ち縁:室内の床面と比べて一段低く作られる縁側
縁側には、自然な風合いを大切にした木材が使用されることが一般的です。
快適なのはどちら?ウッドデッキと縁側の長所・短所を比較
続いて、ウッドデッキと縁側のメリットやデメリットをまとめました。それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合うものを選びましょう。
ウッドデッキのメリットとデメリット
ウッドデッキと縁側を比較すると、サイズは一般的にウッドデッキの方が広く、庭の延長線上としてアウトドア活動を楽しむスペースとして活用される場合が多いです。
ウッドデッキのメリットは、庭やバルコニーを有効に活用できる点でしょう。広々としたスペースにより、洗濯ものを干す場所やバーベキューなどのエンターテインメント、家族のリラックスの場としても幅広く利用できます。
縁側よりも独立した構造なため、DIYによる後付けが可能な点も魅力です。
設置や取り換えは比較的容易で、デザインの自由度も高いため、個々のライフスタイルや庭のレイアウトに合わせたカスタマイズができるでしょう。
しかし通常、ウッドデッキには屋根がありません。そのため、雨天時には滑りやすくなったり、直射日光による色褪せが発生しやすくなります。また、その広さゆえに縁側よりもメンテナンスの手間がかかるでしょう。
縁側のメリットとデメリット
一方で縁側は、ウッドデッキと比べて実用性を重視していると言えます。
一般的には廊下と同じ程度の幅でウッドデッキと比べると狭く、縁側の上に人が集まってアクティビティをおこなう等の用途には適していません。
家屋を取り囲むような配置で建築される場合が多く、家事の途中で腰かけて一休みしたり、洗濯物を取り込んでたたむ、1~2人でお茶を楽しむ、といったシーンで使われます。
また、縁側は屋内と屋外をつなぐ中間的な空間として、換気効率の向上や日光の遮断・取り入れなどにより、夏の暑さ・冬の寒さを和らげる効果があるとされています。屋根があるため、天候に左右されにくい点も特徴です関係なく利用できるでしょう。
しかし、縁側の設置場所やデザインは家の構造に大きく依存するため、後付けでのDIYは難易度が高く、あまりおすすめできません。
DIYするなら縁側よりも後付け可能な「ウッドデッキ」!
バーベキューなどのエンターテインメント目的があり、DIYで屋外テラスを作りたいなら、縁側よりもウッドデッキがおすすめです。
後付けでの設置が比較的容易なほか、スペースの大きさや設置場所の自由度も高いので、好みやニーズに応じてぴったりのものを作れますよ。
ここで、ウッドデッキをDIYする際に最も重要となるのが「木材選び」です。
耐久性が高く、コスパに優れたウッドデッキ専用の木材を購入してDIYすることで、長期間にわたってウッドデッキを使い続けられます。
また、ウッドデッキ専門の木材業者から購入することで、ウッドデッキの専門知識やメンテナンスの方法といった情報についても相談できるので、安心です。
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電話やメールで「木材保存士」資格保有スタッフに相談可能ですので、初心者でも用途や目的に応じて適した木材を選べますよ。
よりナチュラルで高級感のあるウッドデッキのDIYを目指すなら、防腐剤なしでも高い耐久性を誇るハードウッドがおすすめです。ウリンやイタウバなど4種類揃えています。
また、人工木材(再生木材)から選ぶなら、天然木材に近い質感で落ち着いた雰囲気の「ハンディウッド」と、耐久性に優れてメンテナンスが容易、かつ環境に優しい「kankyo-woodⅡ」の2種類からお選びいただけます。
ウッドデッキと縁側に関するよくある質問
ウッドデッキと縁側によくある質問を紹介します。ぜひ参考にしてください。
ウッドデッキと濡れ縁の違いは?
濡れ縁は雨戸がない縁側のことで、ウッドデッキには屋根がありません。つまり、両方とも同じような扱いになりますが、大きさが異なります。
- 濡れ縁:屋根のない縁側のため幅は100cm前後
- ウッドデッキ:テーブルや机などの家具が置けるほどの広さで幅は180cm前後
幅の広さはあくまで一般的な戸建てを目安にしているため、設置スペースによって濡れ縁やウッドデッキの大きさは異なります。
ウッドデッキを設置する際の注意点は?
天然の天候や環境の影響を受けやすく、時間が経つと劣化や色褪せなどが生じるため、ウッドデッキは定期的なメンテナンスが必要です。防腐剤の塗布された木材の使用や、定期的な塗料の再塗装、防虫処理などのメンテナンスを継続すると長持ちさせられます。
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ウッドデッキのある1日を、mock re:で
本記事では、ウッドデッキと縁側の違い、どちらがDIYに適しているか、といった内容について解説しました。
ウッドデッキは広々としたスペースで洗濯物を干したり、バーベキューしたり、アクティブな活動に最適です。一方、縁側は家と庭をつなぐ静かなリラックススペースです。自然を感じながらゆっくりとした時間を過ごせるでしょう。
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