DIYでウッドデッキを作ろう!必要な道具・材料や作業工程を解説
おしゃれな家の庭によくあるのがウッドデッキです。
休日の朝にコーヒーを飲んだり、家族団らんのバーベキューをやったり、のんびりおしゃれなイメージがありますよね?
この記事を読んでいるあなたは、こんな疑問をお持ちではないでしょうか。
- DIYでウッドデッキを作りたいけど、方法がわからない
- どんな材料や道具が必要なのか知りたい
- 自分でデッキを作る場合のコツを教えてほしい
そこで今回は、DIY初心者に向けてウッドデッキの作り方を解説します。
必要な道具・材料から作業工程にいたるまで、わかりやすくまとめました。
ウッドデッキの構造はそれほど複雑ではありません。時間と労力をかければ、誰でも理想のウッドデッキを作れます。
家族とくつろいだり、友人とバーベキューを満喫したりと、その用途はさまざま。
DIYに興味がある人は、ぜひ挑戦してみてみましょう!
INDEX
初心者でもDIYでウッドデッキを作れる
ウッドデッキのあるオシャレな家に憧れる人は多いのではないでしょうか?
結論からお伝えすると、初心者でもDIYでウッドデッキを作れます。
DIYの中では大きな構造物になり、労力もかかりますが、適切な道具や材料を選び、ていねいに作業すればウッドデッキを作ることが出来ます。
まずはDIYの基礎知識を解説したうえで、具体的な作業工程について説明していきます。
ウッドデッキのDIYに必要な道具
DIYに使う道具をまとめました。
ひとまず下記のものがそろっていれば大丈夫です。
- インパクトドライバー
- のこぎり
- 電動丸ノコ
- キリ
- ヤスリ
- ビス
- 水平器
- 差し金
- スケール
- チョークライン
- ショベル
- ゴムハンマー
- クランプ
- 塗料
- 軍手
さらに詳しく知りたい人は、こちらをご覧ください。
スケールは5.5m以上測れる規格、ビスは錆びにくいステンレス製にしましょう。
塗料に関しては、多めに購入することを推奨します。買い足したくても同じ色を入手できない場合もあり、色の違いが生じる可能性があります。
素手で作業をすると、木材のささくれでケガをするかもしれませんから、必ず安全を考慮して軍手も用意しましょう。
ウッドデッキのDIYにおすすめの木材
木材選びは極めて重要です。
ウッドデッキの見栄えを左右する材料であり、慎重に検討しなければなりません。
初心者でも扱いやすい木は、「ヒノキ」と「杉」です。
ヒノキは耐朽性に優れており、雨風にさらされるウッドデッキに適しているのです。
さらに強度が安定しているため扱いやすさは抜群。
柔らかく加工しやすいという理由から、杉もおすすめです。
自分で防腐加工を施すのが面倒な人向けに、すでに加工済みの木材も市販されています。
ヒノキ材・杉材についてもっと詳しく知りたい人は、下記のページをご覧ください。
ヒノキ材の一覧:安定した強度がある香りのよいウッドデッキ材です。
杉材の一覧:加工が簡単なため、初心者の方でも取り扱いやすいウッドデッキ材です。
DIYでウッドデッキを作る手順
ここからは、ウッドデッキを作る工程について簡潔に説明しましょう。
ウッドデッキの要となる土台部分を作る工法は、大引き工法とサンドイッチ工法の2つ。
この記事では後者をベースにしています。
具体的な手順を説明する前に、ウッドデッキの構造を紹介しておきます。
- 束石(つかいし):基礎石とも呼ばれ、束柱を支える基礎になります。束柱を湿気から守るために、必ず設置してください。
- 束柱(つかはしら):束石の上にのるデッキを支える柱です。
- 根太(ねだ):束柱に取り付け、床板を支える役目を果たします。
- 根がらみ(ねがらみ):根太の補助として根太の下に取り付けます。
- 床板(ゆかいた):根太の上に乗せる、床面になる部材です。
- 幕板(まくいた):基礎部分を隠すために取り付けます。床板と同じ高さに取り付け床板の断面を隠す構造と床板の下に潜らせる構造があります。
材料と道具を調達する
先ほど紹介した材料・道具をそろえてください。
この段階でおおまかな完成イメージを描きだし、設計図を作製します。
ウッドデッキのデザイン、高さを決めておきましょう。
基礎部分を作る
長持ちするウッドデッキを作るための要です。
まず束石(つかいし)を設置するのですが、その前に砂利やモルタルで周囲を固めましょう。
地面を固めておくと地盤沈下を防げます。
ウッドデッキの下から雑草が生えないよう、防草シートを敷いておくのもお忘れなく。
根太と根がらみを作る
根太(ねだ)とは、床板を支える部材です。
先ほど登場した束石の上に束柱を設置し、木材を置いた上にビスで固定していきます。
束柱が根太から飛び出さないように、10㎜くらい浮かせましょう。
根がらみは「振れ止め」ともいい、ウッドデッキを安定させるために取り付けられます。
歪み防止のため、必ず設置してください。
床板を設置する
繰り返しますが、床を作る工程はウッドデッキの見栄えを左右する重要な工程です。
ポイントをピックアップしてまとめました。
- 塗装は組み立てる前に済ませる
- 仮置きして床板の位置を決め手から張る
- 家に近いところから張っていく
- 3㎜ほど隙間を空けて水はけや通気性を良くする
木材に塗装をする場合、組み立てる前に塗るようにしてください。
塗装済みの木材を購入すると手っ取り早く作業できます。
幕板を張る
床板の目隠しとして幕板を張ります。
側面を覆い隠して外観を整え、さらにウッドデッキの土台を固定する役割を果たします。
注意点として、側面全体を覆うデザインは避けてください。
適度な空間を残し、風通しのよさを確保しましょう。
手すりや階段などを設置する
最後に手すり・階段・フェンスといった装飾を取り付けます。
単に見栄えを良くするだけでなく、実用性を補強したり、プライバシーを守ったりする役目も担う部分。
これらがあると本格的なウッドデッキに仕上がります。
手すりやフェンスを設置する場合、取り付ける部分の支柱を長めにするのがおすすめ。
板材を張るだけで簡単に面での目隠しが作れます。床板と同じく、多少の間隔を空けましょう。
DIYでウッドデッキを作るポイント
ウッドデッキを作る際に知っておくべき2つのポイントをまとめました。
ぜひ参考にしてください。
使用用途を考える
おしゃれなウッドデッキに憧れて、DIY自体が目的にならないように気を付けましょう。
「なぜ必要なのか、どんな利用・用途で設置したいのか」を明確にしておくことを推奨します。
- 家族でバーベキューをしたい
- 友人を招いてパーティ―を開きたい
- 屋外で洗濯物を干す場所が欲しい
- ガーデニングをしたい
- 暮らしの中に自然との一体感を感じられるスペースがほしい
ウッドデッキを作りたい理由は人それぞれですが、「なに用なのか?」という目的によって必要な広さは違います。
サイズを誤るとスペースが無駄になってしまうため、よく考えましょう。
周囲から見えないように配慮する
外側から丸見えの状態だと、落ち着いて過ごせません。
ウッドデッキを作るならプライバシー対策もセットです。
先ほど述べたフェンスの他、パーテーションで視界をさえぎるという手段もあります。
オーニングやパーゴラで屋根を作れば、高いところからの視線にも対応できます。
さらに夏場の日除けとしても活躍すること間違いなし。
DIYで憧れのウッドデッキを作ろう
初心者でもDIYでウッドデッキを作ることは可能です。
材料の選び方や作り方のコツなど、最低限知っておくべき内容を把握しておけば問題ありません。
この記事を手引書として、ウッドデッキのDIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。
エクステリア全般に言えることですが、設置や施工に失敗してしまうとその後の処理も大変です。
「人工の芝を敷き詰めたら水はけが悪くてカビが生えてしまった」
「天然の木材にこだわったけど、樹脂が出てきてベタベタに…」
大きな物ほど、その後の後始末には大きな費用と手間がかかります。
数畳のサイズのウッドデッキであれば、がんばってDIYで作ることもできるかもしれませんが、DIYの熟練者でも無い限りは、大きなサイズのウッドデッキを完成までたどり着ける人は稀です。
自信がない場合や、お困りの場合はノウハウが豊富な「mock re:」にお問い合わせください。
必要な道具や材料はもちろん、DIY初心者に役立つ情報を掲載しています。
ウッドデッキの施工もおまかせください。