木材選びが腐るかどうかの鍵!ウッドデッキに最適なセランガンバツ材

コラム

木材選びが腐るかどうかの鍵!ウッドデッキに最適なセランガンバツ材

ウッドデッキを設置する際、木材の選択は腐りやすさを左右します。特に屋外であるデッキは天候の影響を受けやすく、湿気が多い場所では腐りやすいという難点も。

そこで、ウッドデッキに最適な素材として人気が高いのが「セランガンバツ材」です。

「ウッドデッキが腐るのはなぜ?」
「セランガンバツってどういう木材?」
「デッキを腐らせないための対策が知りたい」

この記事ではこうした疑問に対して、セランガンバツという木材の特徴や、木材が腐ってしまう理由、おすすめの対策方法などをご紹介いたします。

すでにご自宅にウッドデッキがある方にもお役立ちの情報満載ですので、ぜひ参考にしてください。

耐久性の高い「セランガンバツ」害虫に強い木材

耐久性の高い「セランガンバツ」害虫に強い木材

セランガンバツは、東南アジア原産のフタバガキ科の常緑広葉樹です。

流通量が多いセランガンバツ材は、海外産のハードウッドとして広く利用されています。

木材としての特徴を見ていきましょう。

堅い木材のため耐久性が高い

海外産のハードウッドは、国産のソフトウッドに比べて価格が高い傾向にあります。

その点セランガンバツはコスパに優れており、高級なハードウッドの中でも、価格のバランスが取れているのが魅力的です。

木の断面が大きいため、加工時のロスも少なく、環境にも優しいエコなところも一つのポイントです。

コストパフォーマンスに優れた木材

イタウバは内部に油分を多く含んでおり、保湿性が高いという特徴も持っています。

木材として加工されて間もない頃は、他の木材と変わらない質感ですが、使い込んでいくうちに見た目や触り心地が良くなっていきます。

ササクレもできにくいため、床材やウッドデッキとして活用した場合、素足でも安全に使うことができます。

ウッドデッキの標準的な木材

セランガンバツ材は、公共施設や家庭用のエクステリアに広く用いられています。
特に家庭用のウッドデッキに関しては、標準的なデッキ材として定番の木材です。

木の密度が高く、シロアリなどの害虫に強いことが、屋外で多く活用されている一つの理由です。価格と品質のバランスも良いため、デッキ材として専門に扱う業者も少なくありません。

加工がしやすいハードウッド

ハードウッドの堅くて頑丈という特徴は、加工が難しいというデメリットにもなります。
高耐久な高級木材として知られているウリンは、DIYでの加工に根気が必要です。

セランガンバツはウリンほど堅くなく、一般的なDIYでも加工がしやすい木材としておすすめです。塗料のノリも良く、着色に向いているので、カラーリングを楽しみたい方向けの素材でもあります。

その他

木材としてのマイナスポイントにも触れておきましょう。
丈夫で強く、良い木材ではありますが、強いて弱点を言えば、

  • ササクレができやすい
  • 数年で色落ちする

こういった点が挙げられます。

ササクレは使用に危険なほどできるわけではないので、定期メンテナンスで防ぐことが可能です。

色落ちは全ての木材に言えることですが、2〜3年経過すると徐々に白っぽく表面の色が変化していきます。

木材の味として経年変化を楽しむのも良いですし、定期的に塗装するのもおすすめです。

木材はなぜ腐る?原因を理解して正しい対策を【セランガンバツ材】

木材はなぜ腐る?

屋外で使う木材を選ぶ際、腐食を心配する声が後を絶ちません。
天然の木材は周囲の環境により、腐食の進行具合が異なります。

正しい対策をするために、なぜ木材が腐ってしまうのか、原因について見ていきましょう。

環境的な要因

天然の木材は、湿気に弱い傾向があります。

ウッドデッキ周辺の水はけが悪い場所や、日光が当たらず風通しが悪い場所では、湿気がたまりやすくなります。

直接的に濡れる雨の影響も無視できません。雨で濡れては乾き、また雨の日に濡れる。
この繰り返しが、木材の腐食を促してしまうのです。

害虫の影響

ウッドデッキやフェンスなどの木材は、害虫によって食害されることがあります。

特に湿気の多い環境では、シロアリなどの害虫が繁殖しやすく、木材の腐食を早めます。

害虫は密度の高いハードウッドよりも、柔らかいソフトウッドを好みます。

木材の耐久性

木材自体の耐久性も、腐りやすさと関係があります。
耐久値は、木材としての“耐用年数”として表記されます。

ハードウッドの耐用年数は、平均的に15~30年以上とも言われ、腐食の心配があまりありません。

一方ソフトウッドの耐用年数は10年程度とされており、腐食の対策がされていない木材は、5年もすればガタが来てしまいます。

防腐処理をしても腐る可能性が?加圧注入で加工された木材がおすすめ

屋根付きのセランガンバツ材ウッドデッキ

こ木材を腐らせる原因について理解したところで、しっかりとその対策をしていきましょう。
木材を腐らせないために一番有効なのは「防腐処理」です。

防腐処理には、専用の薬剤で木材を加工することで、湿気や害虫から木を守る効果があります。

防腐処理にも様々な方法があり、使用する木材によって適切な処置を選ぶ必要があります。

国産の木材には防腐処理が必須

杉やひのきなどの針葉樹から作られる木材は、柔らかく、加工がしやすいため、ソフトウッドと呼ばれています。

こうしたソフトウッドは、ハードウッドに比べて腐食の影響を受けやすいので、防腐処理が必須です。

防腐処理の方法としては、購入した木材にDIYで塗布することも可能ですが、木材加工の段階で、防腐剤を加圧注入された製品を使用するのがおすすめです。

これは、専用の機材で木の内部にまで防腐剤を浸透させる方法で、表面にだけ塗布する方法よりも高い防腐効果があります。

海外産のハードウッドは防腐処理をしなくても良い?

ハードウッドはソフトウッド程の腐食のリスクがないため、事前の防腐処理はあまり必要ではありません。

実際にハードウッドを採用した公共施設のデッキを見ても、ノーメンテナンスで数十年腐らずに利用されている施設がいくつもあります。

ご家庭でセランガンバツやウリン、イタウバなどのハードウッドを採用したウッドデッキを作る際は、完成後のメンテナンスとして数年に一度、保護塗料を塗る程度で長持ちさせることができます。

屋根付きのセランガンバツ材ウッドデッキは腐る可能性が低い!

屋根付きのセランガンバツ材ウッドデッキ

ウッドデッキを腐らせる一番の原因は「雨」と言っても過言ではありません。
その根本原因を排除するのに、屋根がとても役立ちます。

デッキ材を雨から守る

ウッドデッキに屋根を付けるだけで、腐るリスクを大幅に下げることができます。

デッキの屋根は、洗濯物を干す際やその他の用途でも、天候に関係なくデッキを利用できることから人気の装備です。

通気性を確保しながら日陰を作ることもできるので、より快適にウッドデッキを長持ちさせることが可能です。

屋根の種類

ウッドデッキの屋根は、木材を使用して作る本格的なものもありますが、

  • タープ
  • シェード
  • オーニング

などの、簡易的に設置できるタイプから豊富に選ぶこともできます。

エクステリア性重視の方向けや、日当たりを重視したい方向けに最適なタイプが異なります。詳しくはコチラの記事もご覧ください。

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腐ることが心配ならモックリーの防腐処理がされた木材やハードウッドを!

ウッドデッキで使用する木材のことなら、木材専門店の「モックリー」へお任せください。

セランガンバツをはじめ、ウリン、イタウバ、サイプレスなどのハードウッドから、国産の杉材やひのき材などのソフトウッドまで、幅広く取り扱いがございます。

モックリーでは幅広い用途にご利用いただけるよう、国産材のソフトウッドには、加圧注入による防腐処理を施した木材と、防腐加工なしのナチュラルな素材の両方をご用意しております。

ご自身の用途に合わせて、お好みの木材をお選びください。

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