ウッドデッキには屋根をつけるべき!種類やメリットなどを解説

コラム

ウッドデッキには屋根をつけるべき!種類やメリットなどを解説

ウッドデッキを造る際にありがちな悩みとして、屋根を付けるべきかどうかという点が挙げられます。
設置後に屋根の必要性を感じるケースもあるかもしれません。
この記事では、以下のような疑問にお応えします。

  • ウッドデッキに屋根を付けたほうがいいのか?
  • 屋根の素材や種類にはどんなものがあるのか?
  • ウッドデッキに屋根を付けるメリットやデメリットとは?
  • 屋根を付けると費用はどのくらいかかる?

これから外構を設置する予定がある、または屋根の増設を考えている人は参考にしてください。 エクステリア初心者でもわかりやすい内容となっています。

ウッドデッキに屋根を付けるべき理由

ウッドデッキで遊ぶ親子

「ウッドデッキに屋根を付けたほうがいいのか?」と悩む人は少なくないでしょう。
結論から述べると、長くウッドデッキを使い続けたいのであれば設置すべきです。

もちろん必ずしも屋根を付ける必要はないのですが、使い勝手を考慮するとあったほうがいいといえます。たとえば洗濯物が雨に濡れるのを防いだり、日除けや目隠しになったりとメリットが多いのも事実なのです。
デメリットがないわけではありませんが、それを上回る利点があると知っておいてください。

ウッドデッキの屋根の種類

屋根と一口にまとめても、種類はさまざまです。 ここではよくあるタイプを紹介しましょう。

1. ポリカ素材

「ポリカ」とはポリカーボネートの略称で、耐熱性に優れたプラスチックを指します。
強度と加工のしやすさを兼ね備えており、外構の屋根にふさわしい素材といえるでしょう。
波板と平板の2種類に分かれ、遮熱効果はそれほど高くないものの強烈な日差しを和らげる効果があります。
波板は文字通り波型の溝があり、ゴミや汚れが溜まりやすいかもしれません。平板は透明ガラスに似た質感を持ち、手入れしやすいのが特徴です。

2. サンシェード(タープ)

ウッドデッキは外に設置するものですので、長時間過ごす場合は日除けが欠かせません。
そこで活躍するのがサンシェードです。
紫外線に強い布地で作られているうえに設置作業が簡単なので、手軽に屋根を付けたい人におすすめ。
フックや金具などでデッキに固定するだけで使える便利なアイテムです。

3. オーニング

いわゆる可動式の屋根で、キャンプに使うテントと同じ生地で作られています。
その日の天気や日差しの強さなどに応じて可動範囲を調整できるため、必要なときに必要なだけ広げられる優れものです。
ただし紫外線を浴び続けるとUV効果が弱まります。使わないときは収納しておくようにしましょう。
ウッドデッキより小さめの商品が多いので、購入する前に必ずサイズを確認してください。

4. パーゴラ

パーゴラは単体だと木製の棚ですが、つる性の植物を絡ませると見た目にも涼しげな屋根に変身します。天井が完全に覆われていないため雨よけにはなりません。
季節ごとにお好みの植物を栽培すれば、四季折々の光景を楽しめるでしょう。ガーデニングを趣味にしている人は検討してみるといいかもしれません。

ウッドデッキに屋根を付ける5つのメリット

ここからはウッドデッキに屋根を取り付ける利点について説明します。
これから外構を造る予定があれば、ぜひ参考にしてください。

1. 省エネ効果を期待できる

ウッドデッキに屋根を付けると、室内に直射日光が入るのを防いでくれます。
とくに夏場は日差しが強く、遮るものがないと室温が上昇して空調の効きが悪くなることも想定されます。
結果として省エネにつながるだけでなく、デッキの表面が熱くなりすぎない効果もあるでしょう。

2. 洗濯物が雨に濡れない

ウッドデッキは洗濯物を干す場所としても活躍します。
外出時に突然雨が降ってきても、屋根があればびしょ濡れになることはないでしょう。

3. ウッドデッキが長持ちする

ウッドデッキの材料には天然木材と人工木材の2種類があります。
人工木材の場合は耐久性があり長持ちしますが、天然木材だと紫外線や湿気などで劣化します。
もし天然木材でウッドデッキを造る場合は屋根を取り付けるといいでしょう。直射日光や雨水に触れる面積が小さくなるため、デッキの寿命が延びるはずです。

4. おしゃれな目隠しになる

ウッドデッキを造っても使わなくなる理由として、周囲の視線が気になる点が挙げられます。
屋根があれば近所のベランダからの視線を遮断できるため、ぜひ検討してみてください。
さらに前面スクリーンやサイドスクリーンを追加するとプライバシーを強化できますよ。

5. 天気に左右されず使える

雨や曇りの日はウッドデッキを使いづらく、結局は庭の飾りになってしまう。そのようなケースは珍しくありません。
ウッドデッキに屋根を付けると天気を気にせず使えるようになり、年間を通じて有効活用できます。たとえば突然の夕立や、雨が降りそうで降らないときなどに役立つはずです。

ウッドデッキに屋根を付ける5つのデメリット

繰り返しになりますが、屋根付きのウッドデッキにはデメリットもあります。
いい部分と気になる部分の両方を把握しておくと、後悔するリスクを減らせるでしょう。

1. 定期的な掃除が欠かせない

屋根はいつの間にか汚れており、掃除なくしてきれいな状態を維持できません。
とりわけポリカ素材はホコリや泥が目立ちます。
手が届きにくいため手入れが大変ですが、なるべく定期的に汚れを洗い流しましょう。
高所の掃除をする際は危険が伴うため、2階のベランダから屋根に水をかけると安全に作業できます。

2. 開放感が損なわれる

ウッドデッキに屋根を付けると視界が遮られ、圧迫感を感じるかもしれません。
致し方ないとはいえ、開放感を求める人にとってはマイナスポイントといえるでしょう。
サンシェードやオーニングなら屋根のサイズを変えられますので、広々としたデッキをお求めの場合は検討してみてください。

3. 日当たりが悪くなり室温が下がる

屋根付きのデッキは夏場の日差しを和らげて涼しさを演出しますが、冬になると逆に寒く感じる可能性があります。むしろ室温が低くなり、日光の暖かさを享受できなくなるかもしれません。
南に面したウッドデッキは比較的暖かいですが、日陰になる場所にある場合は注意しましょう。

4. 強風で破損する可能性がある

ウッドデッキの屋根周りには防風壁がなく、風をもろに受けます。
台風レベルの強風だと屋根が壊れるかもしれません。
破損を危惧するのであれば、サンシェードのように取り外しできるタイプを選ぶのがおすすめです。

5. 豪雪地帯では雪の重みで壊れる可能性がある

後付けの屋根はそれほど強度がないため、豪雪地帯では雪の重みで壊れる事態が想定されます。
積雪量が多い時期は雪かきが必須でしょう。

ウッドデッキの屋根を設置する費用

ウッドデッキに屋根を設置する場合、どれくらい費用がかかるのか気になるのではないでしょうか。
あくまで目安ですが、相場は以下の通りです。

  • 基礎工事:2万円くらい
  • 取り付け工事:1万円くらい
  • 防水加工:1万円くらい
  • 屋根本体の価格:10~50万円くらい

商品の本体価格やオプションの有無によって変動するものの、おおむね上記の範囲内でしょう。
正確な金額を知りたければ施工業者に見積もりを依頼してください。

ウッドデッキに屋根を設置する際の注意点

最後に屋根を取り付けるうえで知っておくべき点を解説します。

ウッドデッキより少し大きめにする

庭の広さに余裕があるのであれば、デッキ本体より少し大きめの屋根を選ぶといいでしょう。
ウッドデッキが汚れたり色あせたりするのを防いでくれます。
人工木材の場合は水はけが悪いため、表面に水が溜まるとカビが生える原因になります。

日当たりを考慮して設置する

日差しの入り方は季節によって変化します。
同じ場所でも日当たりがいい時期と悪い時期があるため、屋根を設置する前にウッドデッキがある方角を考慮してください。

ウッドデッキに屋根を付けるなら「mock re:」におまかせ

ウッドデッキに屋根を付けるかどうか悩む人は多いのではないでしょうか。
必ずしも設置する必要はないので、メリット・デメリットを比較して検討してください。

「mock re:」では屋根の設置に関するお問い合わせやご相談を承っています。
ウッドデッキ全般に関する疑問にもお応えしますので、お気軽にご連絡ください。

会員登録なしでも利用できるウッドデッキシミュレーターはこちら

ウッドデッキシュミレーター

【フォームでのお問い合わせ】

【お電話でのお問い合わせ】052-661-2311 (電話受付時間:月曜~金曜 9:00-17:00)
【Emailでのお問い合わせ】info@mock-re.jp