ウッドデッキを作って後悔する7つの理由|外構作りのコツを解説
自宅の新築やリフォームを契機に、ウッドデッキの導入を検討する人は多いようです。
おしゃれな家の代名詞といっても過言ではないですが、いい部分だけに憧れて設置すると後悔するかもしれません。
その背景には、DIY初心者が見落としがちなポイントがあります。
この記事では、ウッドデッキを造って後悔する理由について解説します。
「百聞は一見に如かず」といいますが、高い費用を払って失敗する事態を回避するためにも慎重に考えるべきです。
理想のウッドデッキを造るコツも紹介しますので、参考にしてください。
INDEX
安易にウッドデッキを造ると後悔する
コロナ禍により自宅で過ごす時間が増えた人は多いのではないでしょうか。
おうち時間を充実させる方法はいろいろ考えられます。たとえば自宅のベランダでベランピング(ベランダで気軽に楽しめるキャンプ)をしたり、DIYに挑戦したりするといった選択肢があるでしょう。
DIYを趣味にしている人であれば、庭にウッドデッキを造ってみたいと思うかもしれません。
ガーデンテラスでのバーベキューやパーティーなど、使い道はいろいろ考えられます。
しかしウッドデッキには意外な落とし穴が潜んでいるのです。
ウッドデッキを設置する際はメリットだけに注目しがちですが、その裏にはデメリットも存在します。
理想と現実のギャップを知らないと後悔する可能性が高いでしょう。
「お金をかけて庭に障害物を造ってしまった」と嘆く前に、ありがちな失敗例を把握しておくことをおすすめします。
ウッドデッキの設置後に後悔する7つの理由
以下ではウッドデッキによくある失敗を紹介します。
実際に外構を作った経験者の意見を参考に、後悔するポイントをまとめました。
1. 庭が狭くなり動線が悪くなった
面積にもよりますが、ウッドデッキを設置したことで庭が手狭になってしまうケースがあります。
狭いウッドデッキは使い勝手が悪いため、ある程度の大きさが必要なのは確かです。
しかし逆に広すぎると庭の通行を妨げるかもしれません。
裏庭に物を置いていてしょっちゅう行き来する場合、便利なはずのウッドデッキが邪魔になるのです。
重くて大きいアイテムを持ち運びするなら、その分のスペースを確保しましょう。
2. 設置したのにほとんど使っていない
憧れのウッドデッキを造ったものの、使う機会がなく庭の飾りになっている。
そのような事例は枚挙にいとまがありません。
ウッドデッキを造る前は、やりたいことを想像してワクワクする人が多いようです。
しかしいざ実物を前にすると、いつでもできるからという理由で先延ばしになりがち。
もし確固たる使用目的がなければ、ウッドデッキの必要性を慎重に検討すべきでしょう。
3. 近所の目が気になって使いづらい
これもよくある失敗例といえます。
ウッドデッキに屋根や目隠しフェンスを設置しないと周囲の目が気になり、結局使わなくなるのです。
たとえば洗濯物を干すときに近所や通行人の視線を感じると、何となく落ち着かない気分になるでしょう。プライベートを覗き見されているような感覚があり、居心地が悪いかもしれません。
このような状況では、ウッドデッキでのんびり過ごそうとは考えないはずです。
4. 使える季節が短い
ウッドデッキが活躍するシーズンは想像以上に短く、コストパフォーマンスが悪いのは否めません。
当然ですが夏は暑く冬は寒いため、まともに活用できるのは春と秋に限定されます。
具体的には3~4月にかけて、または9~11月くらいまででしょう。
夏や冬に使う場合は、日差しの強い時間を避けたりガーデンルームを置いたりすることで利便性が増します。
5. サイズや色の選択を間違えた
ウッドデッキはただ造ればいいわけではなく、設置場所に適したサイズと色を選ぶ必要があります。
「イスとテーブルを置いたら狭くてくつろげない」というケースは珍しくありません。
また外壁や室内の床板になじまない、予想以上に汚れが目立つといった場合も想定されます。
サイズに関しては手を加えて拡張できる余地がありますが、色を変更するのは難しいでしょう。
事前のシミュレーションで完成イメージを細かくチェックすることを推奨します。
6. 想定していたより早く傷んでしまった
エクステリアは屋外に設置するため、つねに過酷な環境にさらされています。
木材を劣化させる代表的な要因は紫外線・湿度・シロアリなどで、外にある以上は避けられません。
天然木材は自然の風合いを楽しめる反面、耐久性に欠ける面があります。メンテナンスをしていても木が劣化する可能性があるため、防腐加工済みのものを選ぶといいですね。
手間をかけずに長持ちするウッドデッキを造りたいなら、人工木材がおすすめです。湿気に強いのはもちろん、シロアリの食害や日焼けのダメージを受けにくくなります。
7. 掃除やメンテナンスが面倒くさい
使用頻度にかかわらず、ウッドデッキには定期的な手入れが欠かせません。
とくに天然木材の場合は手間と費用がかかります。デッキブラシで表面の汚れを落としたり、ペンキを塗りなおしたりする必要があるのです。
屋根のないウッドデッキなら毎年、ある場合は2~3年おきを目安にしてください。
ウッドデッキにはメリットもある
ここまでウッドデッキの失敗例を紹介してきました。
デメリットばかりと思われるかもしれませんが、いい部分もあります。
以下では2つのメリットについて解説しましょう。
家族団らんや友人との社交スペースになる
ウッドデッキを造る人の多くは、このような目的を持っているのではないでしょうか。
- 子どもを遊ばせる
- 外で食事やパーティーを楽しむ
夏のプール遊びだけでなく、季節問わずお子さまの遊び場として活躍します。
大人の社交スペースとしても使えるため、休日にお茶会やちょっとしたパーティーを開いてもいいでしょう。
くつろぎの場として使える
ウッドデッキの魅力は開放感を満喫できるところにあります。
屋外と室内の中間地点のような空間なので、非日常的な時間を味わえるでしょう。
いつもより優雅なティータイムを楽しみつつ読書する。
夜空を眺めながらお酒をいただく。
このような活用の仕方も想定されます。ぜひお好きな方法でおうち時間を過ごしてみてください。
理想のウッドデッキを実現する4つのコツ
続いては、ウッドデッキを造る際に知っておくと役立つポイントを解説します。
これから設置する予定があれば参考にしてみてください。
1. ウッドデッキの用途を決める
ウッドデッキと一口にまとめても、用途により適切なサイズはさまざまです。
適当に大きさを決めると後悔する原因になるのでご注意ください。
洗濯物を干すのであればそれほど広くなくても大丈夫ですが、バーベキューをする場合は大人が動き回れる程度の面積が必要です。
どのくらいのサイズにしようか迷ったら、大まかに計ることをおすすめします。
新聞紙やビニールシートなどを地面に広げ、目視で実際の面積を確認してください。
2. 屋根と目隠しをつける
繰り返しになりますが、人目を気にしてウッドデッキを使わなくなる例は多数あります。
そのような失敗をしないためにも、屋根と目隠しは必須でしょう。
日差し対策も兼ねてサンシェードをつけたり、おしゃれなデザインの一部としてフェンスを設置したりすると快適な空間になりますよ。
プライバシーの有無で使い心地に雲泥の差があるので、デッキ本体と合わせて導入しましょう。
3. 照明を設置する
夕方から夜間にかけてウッドデッキを使用する場合、明かりがないと手元が見えにくいです。
この点は失念している人が多いと思われますので、照明の設置も忘れないよう気をつけてください。
上から電球を吊るす、デッキにライトを埋め込むなど、方法はいくつかあります。
アウトドア用のランタンを置くと、自宅にいながらキャンプをしている気分になれるかもしれません。
4. 雑草や虫などの対策をする
ウッドデッキの下の空間を放置すると、雑草が生い茂り手入れに手間がかかります。
また蚊などの害虫の発生源になりかねません。
そこでおすすめなのが、土間コンクリートにすることです。防草シートを敷くよりも確実に効果があり、掃除しやすくなるでしょう。
ウッドデッキを造るなら「mock re:」におまかせください
事前の計画と準備さえしっかりしていれば、理想のウッドデッキ造りも夢ではありません。
エクステリア全般に共通する点ではありますが、決して安くはない買い物ですので慎重に検討すべきです。
これからウッドデッキの導入を考えている人は、この記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
天然木材や再生木材などを幅広く取り揃えており、お好みの材料が手に入ります。
不明点があれば、お気軽にmock re:へお問い合わせください。
無料相談や見積もり作成なども承ります。
ウッドデッキシミュレーターで理想のウッドデッキを
これからウッドデッキを設置する予定があれば「mock re:(もっくりー)」にご相談ください。
おおよその目安を知りたい場合はウッドデッキシミュレーターを活用すると便利です。ウッドデッキに必要な材料や完成後のイメージなどがわかります。
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