天然木とどっちが良い?人工木を使ったウッドデッキ
ウッドデッキを作りたいけど、天然木と人工木のどちらがいいのかわからない。
あなたはそんな疑問をお持ちではありませんか?
この記事では、DIY初心者向けの情報をまとめました。
以下のような悩みを持っている人は、参考にしてください。
- 木材にはどんな種類があるのか?
- 天然木と人工木の違いは何か?
- 寿命はどれくらいなのか?
最後まで読めば、ウッドデッキの基礎知識が身につきます。
コツさえつかめば誰でも作れますので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
INDEX
「人工木」と「天然木」ウッドデッキを作る際に知っておきたい3つのポイント
庭におしゃれなウッドデッキのある家に憧れて、DIYでオリジナルで作りたいと考えている人は多いかもしれません。
屋外で活動したり、休日にリラックスしたりする開放的で自由なスペースがウッドデッキです。
まずはウッドデッキの予備知識を押さえておきましょう。
ポイント1. 木材の選び方
エクステリアの一種であるウッドデッキには、耐水性や耐久性などが求められます。
雨や湿気に強い木材を選び、なるべく腐りにくくしなければなりません。たとえば防腐処理を施した杉やヒノキなどが挙げられます。
防腐処理を施した木材を使ったり、赤身と呼ばれる木材の中心部を含むものを多めにしたり、腐りにくい天然木であるハードウッドを使用するなど、さまざまな対策が考えられるでしょう。
ポイント2. 基礎部分の作り方
ウッドデッキの基礎部分は、建物や地面との接続を安定させるために重要です。
土の上に作る場合は、しっかり地固めをしてから束石(基礎となる石)を置いてください。さらに防草シートを敷くと、雑草や湿気を防いでくれます。
その他に束柱(ウッドデッキを支える柱)や根がらみ(束柱を固定する長い板)などを設置しましょう。
木材同士を固定する金具は、しっかり取り付けてください。
ポイント3. 排水用の穴の設置
ウッドデッキの下は湿気がこもりやすく、雨水が溜まると耐久性が下がります。できれば排出口を作るのがおすすめですね。普段は蓋で隠しておけば目立ちません。
なるべく水はけがよい場所にウッドデッキを設置するのも有効な手段です。
以上が、ウッドデッキの基礎知識についての簡単なまとめです。ウッドデッキを作る場合には、上記のようなポイントを押さえましょう。
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人工木と何が違う?ウッドデッキに使われる天然木にはハードウッドとソフトウッドがある
ウッドデッキの材料は、天然木と合成木材の2種類に分かれます。天然木は無垢材ともいい、たとえばヒノキ・杉などが代表的ですね。
合成木材に明確な定義はなく、再生木材・樹脂木材・人工木材などの総称です。
どちらを使うべきか悩んだら、人工木を選べば間違いありません。
詳しくは後述しますが、耐久性の面からいうと天然木より優れているからです。
ウッドデッキに使われる天然木の種類と特徴
天然木には、ハードウッドとソフトウッドの2つがあります。
それぞれの特徴について説明しましょう。
ハードウッド
ハードウッドは、その名の通り強度が高い木材です。加工のしにくさや価格の高さといったデメリットはあるものの、腐食に強く白アリに食われにくいメリットが魅力ですね。
-
【ハードウッドの一例】
- ウリン
- マニルカラ(アマゾンジャラ)
- イタウバ
- イペ
- セランガンバツ
- サイプレス
- アコヤ
自然の木材にこだわりたい人は検討してください。
木材が硬い分、密度も高く重量があるので施工はソフトウッドや人工木と比べて大変です。また、硬い木材ですので切断にも苦労します。
ですがこういった作業感もDIYの醍醐味ですから、思いっきりDIYを楽しみたい方はその魅力を充分に味わえるでしょう。
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ソフトウッド
柔らかく加工しやすい特徴があり、初心者でも扱いやすい木材です。
ハードウッドのように、電動のこぎりを使わなくても切断できるくらいの堅さですね。
市場に出回る供給量が多く、値段は安い傾向にあります。
-
【ソフトウッドの一例】
- 杉
- ヒノキ
- マツ
- ホワイトウッド
- SPF
- レッドシダー(米杉)
ホームセンターや材木店などで、実物を見てみるといいかもしれません。
木目や色、節の有無などの見た目の美しさも重要なポイントです。
それぞれの木材の違いを加味して選んでください。
ホームセンターには、ウッドデッキやテラスまわりに関連する、色々な商品の実物が在庫され、販売されています。
ガーデンファニチャーや縁台にアルミ製の踏み台、パネルや連結ジョイントなどの部品や用品もありますから、本やインターネットの検索ページ一覧で見たものの「実物」を見ることができます。
木材をみる時にはサイズ感や質感のイメージをつかむ為に、これらのアイテムも見ておくと良いでしょう。
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ウッドデッキ用の人工木(再生木材)の種類や特徴
ここからは人工木材について説明します。
まずは再生木材に注目していきましょう。
再生木材とは、木材の粉とプラスチックを混ぜて固めたものです。
木材によって違いが出ます。
白アリの被害を受けにくいうえに、吸水性が低いという特徴があります。
したがって耐水性や耐久性に優れているといえるでしょう。
ウッドデッキ用の人工木(樹脂木材)の種類や特徴
樹脂木材といっても、さまざまなタイプが存在します。
樹脂と木材を混ぜて形成したもの、樹脂のみを原料としているものなど、メーカーによって異なるのです。
木材の配合比率や樹脂の種類などでも違いがあるため、気になる商品があれば調べてみましょう。
樹脂木材全般に言えることは、表面のささくれや腐食、退色などが少なく、安全性や耐久性の面で優れているので安心してウッドデッキ材につかえること、そしてもう一つはあらたな森林伐採を必要としない為、地球環境にも優しい木材であるということです。
長持ちし、地球環境に配慮したリサイクル製品を希望するなら、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
人工木は手間いらず?使い勝手が良いウッドデッキ材
人工木とは、いわゆる合成木材を一括りにしたもの。
上記で紹介した再生木材・樹脂木材も含め、無垢材に似せて作られたものはすべて人工木です。
見た目や手触りなどは天然木と遜色がなく、ウッドデッキの材料として人気があります。
手入れの手間を考えたら、むしろ使い勝手がいいですね。
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再生木材・樹脂・人工木のウッドデッキのメリット
人工木材を使うメリットは、以下の通りです。
- 耐久性に優れており、経年劣化しにくい
- 優れた耐候性がある(色褪せにくい)
- 色のバリエーションやオプションが豊富
- 雨や湿気、紫外線によるダメージに強い
- 天然木のように加工できる
- 天然木とは異なり鋭利なトゲや割れ、ささくれの心配がない
- 白アリに食べられるリスクが少ない
- 自然に優しく、アレルギー反応を起こす確率が低い
- 天然木材に比べて滑りにくく、安全な歩行が可能
- 維持管理に必要な手間を減らせる
- タバコを落としてしまっても燃え広がりにくい
エクステリアの天敵は、湿度・日差し・白アリの3つ。
これらに強い人工木材は、ウッドデッキに最適ですね。
再生木材・樹脂・人工木のウッドデッキのデメリット
一方で、人工木材には気になる側面もあります。
下記のデメリットを把握したうえで選んでください。
- 表面が熱くなりやすい
- 製造コストが上乗せされて価格が高くなる
- ウッドデッキにする際の施工法が複雑になる
- DIYで塗装できない
- 水を弾くため表面に水分が残り、滑りやすい
- 外気温によって木材が伸縮する
- 経年変化が生じにくい
特に気をつけていただきたいのは真夏のウッドデッキ。
うっかり素足で歩くと火傷する可能性があります。
特殊な塗料が塗られた商品(遮熱タイプ)を使えば表面温度の上昇を防げるでしょう。
ウッドデッキにはどちらが良い?人工木材(再生木・樹脂)と天然木
結論から述べると、費用対効果を重視するのであればウッドデッキに適しているのは人工木です。耐久性や耐水性を考慮すると、明らかに天然木より使い勝手がよいと考えられるでしょう。
確かに天然木には自然由来の温もりや風合いがあるのですが、費用対効果で人工木に劣ります。
防腐加工を施したとしても、白アリの食害や腐朽による劣化のリスクは残るでしょう。毎年のメンテナンスにかかる手間ひまも気になるところです。
長い目で見れば、人工木の部材を選ぶほうが楽ではないでしょうか。
天然木のウッドデッキには人工木と違い「木材防腐」が必須
どうしても天然木でウッドデッキを作りたい人は、防腐加工された木材を使いましょう。
一般的には「加圧注入処理」を施した無垢材が多いですね。
わかりやすく説明すると、専用の機械で木材を薬剤に浸し、内部まで染み込ませるのです。これにより腐敗や害虫への耐久性を持つ無垢材が出来上がります。
さらに屋外用の保護塗料を塗ると、より長持ちするでしょう。
防腐塗装ありの木材で作ったウッドデッキの寿命は人工木より短い
防腐塗装を施した人工木材と天然木では、寿命に若干の違いがあります。
人工木材の場合はおよそ20年。ただし設置場所や手入れの状況によるため、参考程度に留めてください。
対して天然木は、5年~15年くらい。どんなに寿命が長いとしても、20年には届きません。
自然由来の木材ゆえ、人工木と比較すると劣化が早いのです。
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人工木と天然木|ウッドデッキの風合いの変化とともに人生を歩む
使い込めば使い込むほど、ウッドデッキは味わい深くなります。表面にキズがついたり、色が濃くなったりして、風格が増してくるはずです。
見た目の変化があると愛着が湧き、木を育てる感覚を楽しめるのではないでしょうか?
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この記事を参考に、理想のウッドデッキ作りに挑戦してみてください。
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