ウッドデッキはバルコニー(ベランダ)に設置が可能!敷き方や注意点を詳しく解説

コラム

ウッドデッキはバルコニー(ベランダ)に設置が可能!敷き方や注意点を詳しく解説

「マンションのバルコニーやベランダにウッドデッキを設置したいけど、具体的な手順がわからない」と悩んでいませんか?

ウッドデッキをバルコニーに設置することで、空間がおしゃれになるだけでなく、実用的なメリットもたくさん。
しかし、そもそも設置が可能なのか、可能だとしてどのように設置するべきなのか、集合住宅ならではの難しさもあるでしょう。

結論からいうと、集合住宅であってもウッドデッキの設置は可能な場合があります。
そこで、この記事ではバルコニー・ベランダへのウッドデッキの設置準備や方法について一覧で詳しく解説します。

ウッドデッキはバルコニー(ベランダ)に設置は可能?

ウッドデッキはバルコニー(ベランダ)に設置は可能?

まず、集合住宅のバルコニーやベランダにウッドデッキを設置することは可能かどうかについて解説しましょう。

そもそもマンション等において、一般的にバルコニー・ベランダは「専有使用できる共用部」に該当します。
階段やエントランスホールなど誰でも使用できる共用部とは異なり、住人が「専有使用権」を持っている(国土交通省 マンション標準管理規約 第14条)点が特徴です。

集合住宅であるため、自由な増設や建築などは制限されているものの、取外し可能な「敷くだけタイプ」のウッドデッキなら設置が可能な場合も多いとされています。

ただし、マンションの標準管理規約は法律ではないため強制力はなく、各マンションによって条件が異なる場合もあります。必ずお住まいのマンション規約や使用細則を確認してください。
また、定期的に行われるマンションの大規模修繕時には工事の妨げとなるウッドデッキは設置できませんので、次の修繕がいつ実施されるのかも把握しておきましょう。

ウッドデッキをバルコニー(ベランダ)に設置する場合の準備

ウッドデッキをバルコニー(ベランダ)に設置する場合の準備

次に、ウッドデッキをバルコニーやベランダに設置するための準備について解説します。

  1. 設置場所の設計
  2. 木材の搬入経路の確認
  3. 必要なモノの準備

まず、設置場所を確認し、バルコニーやベランダのどの部分にどのような形で設置するのか検討しましょう。
マンションでは通常、避難ハッチ上への施工や、避難扉より高い位置に施工することもできません。

次に、ウッドデッキ材の搬入が可能かどうか、また作業まで・作業中に木材と工具を保管して置ける場所が確保できるか確認してください。

そして、DIYの場合は使用する工具を用意してください。

共用部に傷をつけないための養生はもちろん、ビスとインパクトドライバー、水平器、支持脚と紐のこぎり、木材やネジ、ボルトなどの材料を購入します。

ウッドデッキ作りでは、防腐処理済みの木材かハードウッドを使うことで、長期間にわたって状態を維持できます。後ほど紹介するmock re:(モックリー)では、防腐処理されて機能面や環境面、コストに優れた木材を多く用意しています。

DIYでウッドデッキをバルコニーに設置する方法

続いて、ウッドデッキをバルコニーにDIYで設置する際の全体的な流れを見ていきましょう。

設計

設計

DIYでウッドデッキを設置する場合、まず計画と設計から始めます。
排水溝や排水口の機能を妨げないこと、リビングの高さに合わせた底上げの高さ調整、雨水を排水するための傾斜に配慮して設計しましょう。

根太を設置

根太を設置

設計後は、まずウッドデッキを支える役割を持つ土台「根太」から設置します。
おすすめは「38×90mm」もしくは「90×90mm」サイズの木材です。

また「支持脚」と呼ばれる器具を根太材の下に取りつけることで、細かいサイズ調整ができて便利です。

床材を張る

床材を張る

次に床材(ウッドデッキの床面となる木材)となるパネルをバルコニーの形状に合わせてカットし根太に固定します。
水はけや通気性を考え、床材同士は密着させずに5mm程度の間隔を空けて張り付けましょう。

これで、バルコニーやベランダ向けのウッドデッキが完成します。

ウッドデッキをバルコニーに設置するメリット

ウッドデッキをバルコニーに設置することには、さまざまなメリットがあります。ここでは、ウッドデッキをバルコニーに設置する具体的なメリットを解説します。

スムーズに出入りできる

バルコニーにウッドデッキを設置することで、段差が減り、移動がスムーズになります。特に、高齢者や小さな子供がいる家庭では、安全性が向上します。また、洗濯物を持ちながらの移動も楽になり、ストレスなく作業できるでしょう。

リラックス空間が広がる

ウッドデッキがバルコニーにあると、木の温かみや自然な風合いが、リラックス効果を高めます。簡易的な机や椅子があれば、朝のコーヒータイムや夕方のひとときなどを楽しめます。屋外で過ごす時間が増えることで、日常生活がよりよくなるでしょう。

また、ウッドデッキはデザイン面もこだわれますので、自分好みのインテリアを取り入れれば、より快適でおしゃれな空間を作り出せます。

ウッドデッキをバルコニーに設置するデメリット

ウッドデッキをバルコニーに設置するメリットは多くありますが、いくつかのデメリットも存在します。詳しく解説しますので、設置する際の比較検討に役立ててください。

手入れやメンテナンスが必要

ウッドデッキはきれいな見た目を保つために、定期的なメンテナンスが必要です。特に天然木材を使用する場合、木材は天候や湿気の影響を受けやすく、時間が経つと色褪せやひび割れが発生する可能性があります。

防腐処理や塗装などを適切なタイミングでおこなうことで、木材の耐久性を保ち、美しさを維持できるでしょう。さらに、定期的な表面の掃除や防虫対策、紫外線対策なども効果的です。

動物や害虫が集まりやすい

木材を使用するウッドデッキは、害虫などが集まりやすくなる場合もあります。木材の隙間や表面に害虫が住みつくケースもあり、木材の劣化を早める原因になります。

小動物がデッキの下に巣を作ることもあり、衛生面での問題が発生するかもしれません。

防虫処理やデッキの隙間の定期的な点検により、これらの問題を予防することが重要です。

ウッドデッキをバルコニーに設置する際の注意点

DIYでウッドデッキを設置する場合、計画と設計が非常に重要です。バルコニーのサイズを正確に測定し、設置するウッドデッキのデザインやレイアウトを決めてください。組み立てに必要な工具や部品もあらかじめ揃えておき、計画的に作業を進めましょう。

また、使用する材料も重要なポイントです。耐久性や防腐性に優れた木材を選ぶことが、長持ちするウッドデッキを作るためには不可欠です。豊富な品揃えを誇る店舗や、専門知識を持つスタッフがいるサイトを利用するのがおすすめ。

mock re:(モックリー)では、木材保存士の資格を持つスタッフが在籍しており、電話やメールでの相談が可能です。自分のニーズに合った木材や施工方法など、専門的なアドバイスを受けられるでしょう。

バルコニーやベランダにウッドデッキをDIYするならmock re:

バルコニーやベランダにウッドデッキをDIYするならモックリー

創業100年を超える老舗のウッドデッキ材専門店「mock re:(モックリー)」では、まとめ仕入れや広告費削減などの工夫により、高品質な木材を低価格で販売しています。
防腐処理木材である杉材やヒノキ材などの天然木には、防腐剤が加圧注入されており、耐久性に優れています。JIS規格やJAS規格で許可された安全な防腐剤を使用しているため、安心して使用できます。

豊富な種類の木材を扱っていますので、ウッドデッキ作りに最適な木材を見つけられるでしょう。
困ったときは、モックリーの木材保存士資格保有スタッフにお電話やメールでご相談ください。さまざまなニーズに合った専門的なアドバイスを通じてウッドデッキづくりをサポートいたします。

杉材の商品はこちらから

ヒノキ材の商品はこちらから

人工木材(再生木材)の商品はこちらから

バルコニーのウッドデッキに関するよくある質問

最後に、バルコニーのウッドデッキに関する質問をまとめました。

賃貸でもウッドデッキは設置できますか

賃貸物件でもウッドデッキを設置できますが、固定するタイプではなく、敷くだけのタイプを選ぶことが一般的です。敷くだけのウッドデッキは、バルコニーの床に直接置くだけで簡単に設置でき、必要に応じて取り外しできます。

ただし、設置前には、物件の管理会社や大家さんに確認を取り、許可を得るようにしましょう。また、バルコニーの構造や耐荷重も確認し、適切な材料とデザインを選ぶことが求められます。

関連記事:【比較検証】賃貸でも手軽なウッドパネルVS実際のウッドデッキ

ウッドデッキの設置費用はいくらくらいですか

DIYでウッドデッキを設置する場合、必要な費用は工具と木材の購入費のみです。工具は1万円未満ですべて揃えられるでしょう。ウッドデッキ用の素材の価格をわかりやすくまとめました。いずれも1平方メートルあたりの平均的な値段を算出しています。

  • ソフトウッド:約4~6万円
  • ハードウッド:約5~7万円
  • 人工木:約3~7.5万円

業者に依頼する場合はウッドデッキに使う木材や広さ、形状などによって費用は異なります。一般的には10万円~20万円で、20万円を超えることもあります。見積もりや打ち合わせなどを経て施工します。

関連記事:ウッドデッキの費用&価格はいくら?施工例を参考に解説します!

バルコニーやベランダを、ウッドデッキで華やかに

バルコニーやベランダを、ウッドデッキで華やかに

ウッドデッキをバルコニーに設置することで、リラックスできるスペースを作り、日常生活をさらに豊かにできるでしょう。ウッドデッキの設置方法はDIYか業者への依頼のどちらかに分かれますが、それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分に合った方法を選択してください。

適切な材料を選び、計画的に進めることで、長持ちする快適なウッドデッキを実現できるでしょう。ぜひ、バルコニーにウッドデッキを設置してみてはいかがでしょうか。

関連記事:【賃貸向け】ベランダをウッドデッキ化する方法や注意点を解説!