ウエスタンレッドシダーは杉ではなくひのき!ウッドデッキに最適な木材の紹介

コラム

ウエスタンレッドシダーは杉ではなくひのき!ウッドデッキに最適な木材の紹介

お家にウッドデッキがある暮らしに憧れたことはありませんか?

木の温かみを感じられるウッドデッキは、家族団欒で食事をしたり、趣味の時間を過ごしたりと、日常のあらゆるシーンを素敵に彩るアイテムです。そんなウッドデッキですが、いざ導入しようとすると様々な疑問が浮かび上がってきます。

「どんな木材を使えばいいの?」
「長く綺麗に保つためにはどんなことに気をつければいいの?」

ウッドデッキにはいろいろな種類の木材が使用されますが、その中でも特におすすめなのは風合いが柔らかく、メンテナンスが比較的簡単な針葉樹(ソフトウッド)です。この記事では、ウッドデッキに最適な材料として多くのプロが推奨しているウエスタンレッドシダーについて特徴をご紹介いたします。

他にも、ウッドデッキに採用したいおすすめの国産木材やその手入れ方法など、木材のプロであるmock re:が最新のお役立ち情報を詳しく解説していきます。ウッドデッキに興味がある方や、DIYでウッドデッキを作ってみたい方には必見の記事ですのでぜひ参考にしてください。

ウエスタンレッドシダーは軽量で柔らかくエクステリア向きの木材

レッドシダー

ウエスタンレッドシダーは、見た目の良さや木材としての特性を活かし、エクステリアに多く採用されています。具体的にどのような木材なのか見ていきましょう

基本情報

   
種類温帯産針葉樹木
類似樹種セコイア、レッドウッド、ホワイトシダー
心材は褐色、辺材は白
木理通直
肌目粗い
硬度やわらかい

他の木材と比べると強度はそれほど高くありませんが、やわらかく軽量であるため、加工性に優れていることで知られています。
樹脂には、防虫・防腐効果の高い「フェノール」が多く含まれており、自生地のカナダでは、先住民族がトーテムポールやカヌーづくりに使用しています。

ウエスタンレッドシダーは北米原産の「赤み」が特徴

redcedar

ウエスタンレッドシダー(Western Red Cedar)は、カナダをはじめとする北アメリカ西部に自生しています。
レッドシダーという名前にも表されている通り、「心材」と呼ばれる木材の中心部は、赤黒い独特の色をしているのが特徴的です。
呼ばれ方は「レッドシダー」の他に、赤みを帯びた姿が杉に似ていたことから「米杉」 名前の頭文字をとって「WRC」と呼ばれることもあります。

ウエスタンレッドシダーは住宅のあらゆる箇所に使用されている

レッドシダー

ウエスタンレッドシダーは木材として高い耐久性と美しさがあるため、多くの建築物の外装や内装に使用されています。

  • 外壁材:耐久性が高く耐久年数も長いため、外壁材として人気があります。 垂直でライン状の木目も美しく、落ち着いた赤褐色の色合いが温かみを感じさせるため、高級感のある外観に仕上げることができます。
  • 屋根材:湿気などにも強い特徴があり、屋根材としての使用も可能です。 アメリカやカナダでは、加工しやすい特性を活かしてウッドシェイクとして広く利用されています。
  • 室内材:美しい木目や色合いを活かして、室内材としても多用されます。国内では天井に使用する化粧板としての人気が高いです。
  • 床材:やわらかい木質で足触りも良いので、床材として利用されることもあります。心材よりも外側に位置する「辺材」を使用すれば、一般的なフローリング材のような色合いにすることも可能です。

レッドシダー

レッドシダー

杉ではなくヒノキ科の木材

レッドシダー4

樹木の見た目が杉に似ていたり、名前に「シダー」と付いていることから、杉と勘違いされることの多いウエスタンレッドシダーですが、分類はヒノキに属しています。ヒノキ科の樹木を木材として利用する際の特徴として、水気や湿気に強いという共通のポイントがありますが、ウエスタンレッドシダーにも同様の特徴があります。そのためエクステリアでの利用が多く、ウッドデッキなどの風雨にさらされる可能性のある場所にもおすすめです。

レッドシダー

レッドシダー

ウエスタンレッドシダーを使用するメリットとデメリットについて

レッドシダー

ウエスタンレッドシダーのメリットとデメリットをご紹介します。

ウエスタンレッドシダーのメリット

  • ホームセンターなどでツーバイ材として販売されており、比較的安価に入手しやすい木材です。
  • 乾燥や湿潤に強く、製材後に寸法が狂いにくい安定性があるので、屋内での使用はもちろんのこと、屋根材やウッドデッキなどの屋外での使用にも適しています。
  • 木目が通直で割りやすく、加工性に優れた木材です。軽量な利点もあり、DIY用の木材としても人気があります。
  • 「フェノール」という、防虫・防腐性が高い成分を多く含んでいるため、耐朽性が求められる場所への使用に適しています。
  • ウエスタンレッドシダー元来の色味が美しいため、製材後に余計な着色の必要がなく、本来の色調を楽しむことができます。

ウエスタンレッドシダーのデメリット

  • 他の木材と比べると強度はそれほど高くないため、細い部材として加工するのに向いていません。
  • 製材や加工時に出る木粉により、喘息などのアレルギー反応を引き起こす場合があります。DIYなどで木粉が飛散しそうな際はマスクの着用をおすすめします。
  • やわらかい特性があり、加工性に優れる反面、摩耗しやすいというデメリットがあります。摩擦などの衝撃には注意が必要です。

ソフトウッドはウッドデッキに向いてない?そんなことはありません!

ウッドデッキを作る際には、どんな木材を採用するか迷うこともありますよね。選択肢の一つとして、ハードウッドを使用するかソフトウッドを使用するかという問題があります。
ここからは、ウッドデッキを作る際はどんな木材が使用されているのか、それぞれの違いや特徴について解説していきます。

ウッドデッキに使用される木材

ウッドデッキに使用する木材には「ハードウッド」と呼ばれる硬い木材と「ソフトウッド」と呼ばれる柔らかい木材があります。
それぞれの代表的な木材は以下の通りです。

   
ハードウッドソフトウッド
類似樹種セコイア、レッドウッド、ホワイトシダー
・イペ心材は褐色、辺材は白
・イタウバ通直
・ビリアン(ウリン)・レッドシダー

ウッドデッキを作る際には、使用目的や予算、手入れの容易さなどを考慮して木材を選ぶことが重要です。

ソフトウッドとハードウッドの違い

それぞれの大きな違いは文字通り、木材自体の硬さです。一概にどっちが優れているということはなく、それぞれの良さを活かした利用方法があります。
ソフトウッドはハードウッドに比べて安価で、加工が容易であるため、DIYに適しています。その反面、ハードウッドよりも強度が低く、物理的な衝撃などには弱いという弱点があります。
一方ハードウッドは比較的高価であり、加工が難しいため、プロの施工が必要な場合が多いのでDIYなどには不向きです。ですが加工のハードルが高い反面、強度が高く、長期間の使用もへっちゃらです。

ソフトウッドを使用したウッドデッキの魅力

ハードウッドよりも強度の劣るソフトウッドは、ウッドデッキに向いていないというイメージがあるかもしれませんがそのような事はありません。ソフトウッドは加工が容易であり、比較的低コストで入手できます。実際にウッドデッキには、ソフトウッドの代表格であるヒノキや杉、ウエスタンレッドシダー、SPF材などが使われることが多いです。ソフトウッドを使用する上で懸念される強度については、防腐剤や塗料などの処理によって耐久性を改善することもでき、日常生活を送る上で全く問題のない強度に補強することが可能です。
以上の点を踏まえて、ソフトウッドのウッドデッキはこんな方におすすめです。

  • 低予算でウッドデッキを作りたい
  • ウッドデッキのDIYにチャレンジしたい
  • ソフトウッド木材の見た目が好み

mock re:では様々な種類のウッドデッキ材を販売していますが、ヒノキやスギなどのソフトウッドも扱っています。
ソフトウッドの中でも耐久性の高い防腐注入木材を選ぶことで、長期的に使用しても安心な耐久性能のウッドデッキを作ることができますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

風合いが柔らかな国産材がおすすめです!

ウッドデッキに使用する木材には数多くの選択肢がありますが、これまで紹介してきたウエスタンレッドシダーのような外国産木材の他におすすめしたいのが「国産材」です。国産材を使用したウッドデッキは、多くのご家庭や施設で愛用されており、やはり選ばれているのには理由があります。

国産材がおすすめな理由

前章で、外国産の木材は日本と環境条件が異なるので、変形リスクが高まるという話題について述べました。それに対し、国産材は日本の気候風土に適応しているため、寒暖差や湿度の変化に強く、安定した状態を保ちやすいというメリットがあります。
その他にも、国産材は安全性が高いとされており、国内での建築基準法などにより木材の種類や強度などが規定され、安全性が確保されているというメリットもあります。そして何よりも国産の天然木は、色や風合い、手触り、香りに至るまで全てが高品質で、日本人が古くから慣れ親しんだ「木」特有の質感がとても魅力的です。

国産材を選ぶ際の注意点

国産材も様々な種類があり、ウッドデッキに使用する木材を選ぶ際に注意していただきたいポイントを3つご紹介します。

①防腐処理の有無:ウッドデッキなどの屋外で使用する場合、風雨に晒されるなどの環境起因や、虫による影響での不朽が懸念されます。そのため、防腐処理が施されている木材を選ぶことが望ましいです。

②木材の種類:ウッドデッキには様々な種類の木材が使用されます。国産材の場合、スギやヒノキなどが一般的です。スギはヒノキに比べ安価で、加工のしやすさではヒノキに勝ります。
ヒノキは住宅に使用される木材としては高級木材に位置付けされ、耐久性が高く不朽にも強い利点があります。そうした特徴もさることながら、色合いや木目などの見た目の違いもありますので、お気に入りの木材を選び抜くのも楽しみの一つです。

③メンテナンスの必要性:ウッドデッキは屋外で使用するため、定期的なメンテナンスが必要です。木材によっては個人で行うのが難しいものもありますので、メンテナンスの方法や頻度も考慮に入れて材料を選ぶことが大切です。
特にソフトウッドはハードウッドに比べて強度が劣るので、防腐剤や塗料などの定期メンテナンスが重要になります。手入れを怠ることで経年劣化が進み、想定していたよりも寿命が早まってしまうなんてこともありますので注意が必要です。

ウッドデッキ作りにおすすめ「杉タナリスCY材」

ウッドデッキ作りにおすすめの国産材ですが、とりわけイチオシの商品が「杉タナリスCY材」です。国産のスギは優れた耐久性を持つ木材であるため、ウッドデッキ作りに適しています。更に防腐処理することにより、木材の耐久性をより高めて高品質にすることができます。
杉タナリスCY材は、従来の防腐処理である木材の表面への防腐剤塗布ではなく、内部の芯にまで浸透する「加圧注入式」を採用することで、より長期間にわたって腐朽や虫害から木材を保護することができます。サイズは扱いやすいツーバイ規格で展開しているため、幅広い用途でお使いいただくことが可能です。

mock re:では、この材料を使用したウッドデッキの施工も行っており、高品質な仕上がりで提供ができます。以下のページに「杉タナリスCY材」の商品サイズや在庫が詳しく記載されているのでぜひご覧ください。
「杉材 タナリスCY防腐加工」の商品一覧はこちらからご覧ください。

ウッドデッキのことなら木材のプロであるmock re:にお任せください!

皆さんはウッドデッキでどんな時間をお過ごしになる予定ですか?
家族団欒の素敵なひととき。
憩いを十分に満喫するおうち時間。
長期間にわたって安心できるウッドデッキを作ることで、夢は無限に広がります。高い品質で防腐処理が施された弊社の商品をつかって、ぜひ素敵なウッドデッキのある暮らしを楽しんでください。

mock re:では、国産の杉タナリスCY材をおすすめしています。お客様のご要望に合わせたウッドデッキの提案や施工も行っていますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。
専門知識を持ったスタッフが、あなたのご要望に合わせた最適な提案をさせていただきます。