時間とともに強度が増していく?高級建材「ヒノキ」のウッドデッキ

ヒノキはきめ細かい木肌が魅力で、「ヒノキ舞台」という言葉があるように、格式の高い施設や場所に使われる高級木材の代名詞とされています。
ヒノキは伐採されてから強度を増す特性があり、屋外で風雨にさらされる環境でも抜群の耐久性を発揮するため、ウッドデッキ材として最適と言えます。
- ウッドデッキ材としてのヒノキの魅力とは?
- ヒノキの耐久性をUPさせるタナリスCYの特徴は?
この記事ではウッドデッキ材としてのヒノキについて詳しく解説します。
「ヒノキでウッドデッキを作りたい」「丈夫な木材でウッドデッキを作りたい」と考えている方は必見です。ぜひご覧ください。
INDEX
ウッドデッキ材としてのヒノキについて|古来から使われてきた歴史と理由

ヒノキは高級木材のイメージがあり、なんとなくヒノキのウッドデッキは費用がかかりそうだとお考えの方も多いのではないでしょうか?
それでは、まずヒノキ材の基本的な特徴をご説明いたします。
基本的なヒノキの情報
ヒノキは優れた耐久力をもち、檜風呂として浴槽などにも使用されるように、針葉樹の中でも最も水気、湿気に強い優れた建築材です。
ヒノキ | ||
基本情報 | 名称 | 檜、桧 |
分類 | ヒノキ科 ヒノキ属 |
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分布 | 福島県以南の本州、 四国、 九州 |
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心材の色 | 淡紅色 | |
辺材の色 | 白色 | |
物理的性質 | 気乾比重 | 0.44 |
平均収縮率 接線 | 0.23% | |
平均収縮率 放射 | 0.12% | |
熱伝導率(W/mK) | 0.095 | |
機械的性質 | 曲げヤング係数 | 8.8GPa |
曲げ強さ | 74MPa | |
圧縮強さ | 39MPa | |
せん断強さ | 7.4MPa |
また、ヒノキは伐採されてから時間とともに強度を増すという不思議な特性があります。
この特性は、安定した強度が必要で、屋外で使用するウッドデッキ材としてピッタリと言えるでしょう。
古来から使われてきた歴史と理由
ヒノキは植林後にも選木(せんぼく)と間伐(かんばつ)の作業を手間暇をかけて繰り返し、約50年かけてようやく木材として使用できるようになります。
長い年月をかけて育つので、中身がしっかりとした優良な木材になるのです。
ヒノキは、強度や耐久性、加工性の良さ、美しい色艶、そして心地よい香りなどの点で、古くから建築用材として広く用いられています。
日本では世界最古の木造建築である法隆寺をはじめ、伊勢神宮などの神社仏閣において、「木材の王様」のような神聖な材木としても使用されてきました。
『日本書紀』にはヤマタノオロチを退治したと伝えられる神様「スサノオミコト」が抜いたヒゲはスギに、胸毛はヒノキになったという記述が残っており、日本神話にも登場することから、ヒノキは当時から神聖視されていた木材であると考えられます。
このような信仰や精神的な理由でもヒノキは重宝されていましたが、物理的な特性としても地震国である日本の建築に都合が良い性質をもっていました。
ヒノキは耐震性に優れた粘り強い樹種で、地震の揺れに対して折れにくいため、地震が多い日本でも適度に揺れて倒壊を防いできたと言われています。
ヒノキは、地震国の日本でウッドデッキを作るのに適した性能を持っていることがおわかりいただけたと思います。
しかし、屋外の環境に設置するウッドデッキ材には必須な加工があります。
それが「木材防腐加工」です。
ヒノキをウッドデッキに使うなら必須!タナリスCY防腐注入で耐久性UP

木材防腐加工は、木材の腐朽や蟻害を防ぐための加工です。
ヒノキはもともと耐久性があり、水にも強い木材ですが、その性質を強化して、更に飛躍的に性能を伸ばす事ができる木材への加工処理が木材防腐処理です。
木材防腐処理にも種類がありますが、その中でもウッドデッキ材の木加圧式保存処理としてポピュラーな「タナリスCY」について解説します。
木材防腐処理「タナリスCY」とは
タナリスCYは重金属を含まないので環境にも優しく、世界中で使用されている加圧注入用の防腐・防蟻用の薬剤です。
タナリスCYを加圧注入して木材防腐処理された木材は、安全性・耐久性に優れていることから、ウッドデッキ・住宅建材・土木用外構材・産業用資材など、幅広い用途で使用されています。
タナリスCYは薬剤の名称で、タナリスCYを加圧注入して木材防腐処理された木材は「タナリスCY防腐加工木材」などと呼ばれます。
タナリスCYは緑色からグレーに変化する
タナリスCYが注入されたヒノキは緑色になるため、見た目で簡単にタナリスCYで加工された木材であるかどうかの判断がつきます。
そして、1年後には緑から落ち着いたグレーに変化してゆきます。
タナリスCYは屋外でも高い防腐・防蟻性能を発揮する
タナリスCYが注入された木材は、無処理の木材では3年程度で腐朽・シロアリの蟻害で崩壊してしまう環境でも、15年以上もの長期間に渡り腐朽・蟻害の被害を防ぎ、効力を発揮し続けることが、継続的な実験により確認されています。
タナリスCYは廃棄の安全性も高い
タナリスCYは焼却しても灰の中に有害成分が残りません。
ですので、タナリスCY処理がされた木材は、処分する際も無処理の木材と同等の扱いができて安心です。
タナリスCYの特徴はヒノキのウッドデッキ材を更に高耐久に

タナリスCYは有効成分を木材の深くまで定着させるため、雨などで薬剤が流れ出して効果が失われることがなく長期間効果を持続します。
タナリスCYの防腐注入処理の手順
木材に防腐加工処理を行う方法は様々な種類がありますが、「加圧式」での防腐注入処理が最も信頼性が高いとされています。
タナリスCYを木材へ加圧式防腐注入する処理には、注薬缶という巨大な設備が使用されます。
注薬缶を使用した加圧式の防腐注入処理方法では、木材の深くまでタナリスCYを浸潤させる事ができる上に、一度に大量の木材への防腐注入処理をすることができて、コストパフォーマンスの面でも優れています。
■注薬缶を使用した加圧式注入加工の処理手順

- 木材内部を乾燥させる
- 木材を注薬缶と呼ばれる釜に入れて、真空状態にする
- 薬剤を注薬缶に入れる
- 高圧をかけて木材のなかに薬剤を注入する
- 減圧して木材のなかの余剰な薬剤を抜く
タナリスCYによる木材の長寿命化で経済性もアップ
タナリスCYをヒノキに注入することで、耐久性は無処理の木材と比較して3〜5倍上がり、10年以上ウッドデッキ材として使用が可能です。
ウッドデッキの部分的な補修や、作り替えなどのメンテナンス費用も大幅に削減できるので、防腐注入木材は長期的に使うウッドデッキの経済性も大幅にアップできるのです。
mock re:(モックリー)」は、創業100年以上の木材防腐注入加工メーカーが直営しており、自社一貫体制で木材の仕入れから防腐注入木材の生産、商品の出荷までを行っています。
国内最大級の加圧式防腐注入工場を備え、直径約2m×長さ24.5m程の巨大な注薬缶を3つ有し、高品質な加圧式木材防腐注入加工木材を生産しています。
また、お客様のニーズに合わせた豊富な品揃えを提供し、信頼関係を築きながらスピーディーかつスムーズに受注対応しており、材料の種類、サイズ、耐久性、重量感、手触り、環境に配慮した製品を取り揃え、お好みやライフスタイルに合わせた木材選びをサポートしています。
タナリスCY処理済みのヒノキウッドデッキ材の価格
「mock re:(モックリー)」ではタナリスCY処理済みのヒノキ材を販売しています。
長さは2,000mm・3,000mm・4,000mm
床材、根太材、支柱材、幕板材をご用意しているので、タナリスCY処理済みのヒノキ材は「mock re:」でそろえられますよ。
床材 | 2,565円(38×140×2,000㎜)~8,639円(38×235×4,000㎜) |
根太材 | 1,645円(38×89×2,000㎜)~3,267円(38×89×4,000㎜㎜) |
支柱材 | 3,920円(90×90×2,000㎜)~13,939円(120×120×4,000㎜) |
幕板材 | 844円(18×18×2,000㎜)~3,484円(18×184×4,000㎜) |
※(税込み)
タナリスCY防腐加工のヒノキ材はこちらからご購入いただけます。
ヒノキウッドデッキは外国産と国産で何が違う?国産は変形しにくい

ヒノキ材には外国産と国産がありそれぞれ特徴が異なります。
外国産ヒノキ、国産ヒノキのそれぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
外国産ヒノキのメリット
外国産ヒノキのメリットは流通量が多いため、安価で手に入りやすいことです。
外国産ヒノキのデメリット
外国産ヒノキのデメリットとしては、日本で育っていないヒノキは風土が合わずに腐りやすい木材も多くあり、外国の広大な土地で大きく育つため、年輪が大きくなる傾向にあり、乾燥などで変形しやすくなります。
国産ヒノキのメリット
国産ヒノキのメリットは、木目がまっすぐで年輪が狭いので見た目が美しいことです。肌触りが良いのも特徴で、素足でも歩ける木材としてピッタリと言えます。
日本の風土にも合っているので、耐久性が高く寿命が長いです。
国産ヒノキのデメリット
国産ヒノキのデメリットとしては、安い外国産のヒノキのシェアの増加にともない、国産ヒノキの流通量は減少傾向にあり、その分価格が割高になる場合もあることです。
「mock re:(モックリー)」で取り扱うヒノキのウッドデッキ材は全て国産

「mock re:(モックリー)」ではホームセンターでは取り扱っていないサイズの、幅広いサイズバリエーションをご用意しています。
長さは2,000mm、3,000mm、4,000mm、厚さは18㎜〜120㎜、幅は89㎜〜235㎜の間で販売しています。
用途や設置場所によって、使用するサイズが異なり必要な数量に迷ったらシュミレーションをしてみるのもおすすめです。
会員登録不要でウッドデッキ材の数量の目安が簡単にわかります。
ヒノキウッドデッキ材を運ぶには?ウッドデッキ1セット分の送料
ウッドデッキ材の平均重量は200㎏と重く長さがあるため、大手宅配会社で運べる上限を超えています。そのため、ウッドデッキ材は主に専門の運送会社やチャータートラックで配送します。
運送会社での送料は運ぶ商品や納期等によっても変動します。トラックの指定や荷下ろし代といった料金も発生することもあり、少ない荷物でも数千円はかかるでしょう。
「mock re:(モックリー)」では基本的に4t車での配送を行っています。
送料は長さ、数量、重量、配送先によって異なるため、注文に応じて都度お見積りをさせていただいてます。
ヒノキ材を使用した施工例をご紹介

ヒノキ材はさまざまな場所でも使用されています。
一般家庭だけでなく、公共の場でヒノキ材を使用した施工例を紹介します。
さぬき空港公園
香川県高松市、高松空港に隣接した「さぬき空港公園」では香川県産ヒノキを使用したベンチが見られます。時間の経過を感じる美しい経年変化が魅力です。
香川県綾歌郡宇多津町
香川県綾歌郡宇多津町で防腐加工したヒノキを使い、白いウッドフェンスを施工しました。2回の塗装で鮮やかな白さが際立っています。
関西空港展望ホール
関西空港展望ホールにヒノキ防腐加工材のウッドデッキがあります。
10年以上経過していますが、たくさんの人に踏まれ、木材がさらに強くなっている様子が見られます。
ウッドデッキの寿命は木材で違う|劣化原因とメンテナンスを解説
「mock re:」の木材利用者様の事例
「mock re:(モックリー)」の防腐木材をご利用いただき、ご自身でのDIYやウッドデッキやテラスなどの施工をご依頼いただいたお客様の事例もご紹介しております。
ヒノキのウッドデッキ材なら「mock re:」へご相談ください!
ヒノキ材は耐久性が高く、古来から世界中で使われ続けているトップクラスの良材です。
そして、タナリスCY加工のヒノキ材はさらに寿命が伸びます。
良い材料で長く使用できるウッドデッキにしたいのであれば、ヒノキ材はとても良い選択です。
大正10年創業の「mock re:(モックリー)」では国産のヒノキ材を中心に取り扱っております。
これからヒノキ材でウッドデッキを作りたい方は「mock re:(モックリー)」へお気軽にお問い合わせください。
木材だけでなく、ウッドデッキに必要な商品も扱っています。
ヒノキ材のウッドデッキ以外にも木材や施工についてもぜひご相談を
ヒノキの木材を使ったウッドデッキのDIYや施工依頼はもちろん、他木材のご検討や人工木、エクステリアなどについても、ぜひご相談ください。
【お電話でのお問い合わせ】052-661-2311 (電話受付時間:月曜~金曜 9:00-17:00)
【Emailでのお問い合わせ】info@mock-re.jp