次世代の再生木材ハンディウッド|特徴やメリットについて解説!
ハンディウッドは、木材やプラスチックをリサイクルして作られる、環境への配慮が評価されている再生木材です。
意外に思われるかもしれませんが、ハンディウッドは日本全国の数多くの施設や建築物の一部として採用されており、誰もが一度は目にしたことがあるくらい普及している再生木材です。
ハンディウッドが具体的にどんな施設に使用されているのかというと…
- 空港・行政庁舎・公園・図書館・陸上競技場などの公共施設
- 幼稚園・小学校・中学校・高校・大学などの教育機関
- 病院・福祉施設などの医療福祉の施設
- 芸術劇場・文化ホールなどの文化施設
- 競馬場・テーマパークなどの遊技場
- ホテルやオフィスビル、アウトレットなどの大規模商業施設。
例を挙げればきりがないくらいです。
誰もが知っている「東京タワー」「渋谷パルコ」「鈴鹿サーキット」などの有名な施設にもハンディウッドは採用されているのです。
この記事では、ハンディウッドの特徴やメリットについて解説します。
個人の住宅にウッドデッキを作りたい人、エクステリアの設置業者様、設計の会社様などに役立つ情報をまとめました。
INDEX
ハンディウッドの特徴|自然さと各種認証について
まずはハンディウッドの概要から説明します。
限りなく天然木に近い再生木材
「再生」という言葉からもわかるように、ハンディウッドは人工的に作られた木材です。
そもそも再生木材とは木の粉や樹脂などを再利用して成型したもので、またの名を「合成木材」や「人工木」とも呼ばれています。
ハンディウッドの特徴は、天然木材の様なぬくもりを感じさせる自然な風合い。
デッキ材の表面をあえて不揃いでばらつきがあるデザインに仕上げているので、木材を見慣れていない人は本物の木だと見間違えるかもしれません。
それくらい精巧に作られており、私たちの身近な場所にも自然に溶け込んでいるのです。
また、ハンディウッドには表面の仕上がりが平らな「フラット面仕上がり」のタイプもあり、使用される場所や目的によって使い分けられています。
環境に関する各種認証を取得
自然由来の素材と廃プラスチックから製造されたハンディウッドには、CO₂の排出量を抑制する効果があり、これまでに累計で約45,000tもの二酸化炭素の削減に貢献してきました。
「燃やさない、捨てない」という理念のもとに研究を重ねて開発されたハンディウッドは、「多回リサイクル」が可能な唯一の再生木材です。
多回リサイクルとは、使い終わって解体・撤去したハンディウッドを回収して、再びハンディウッドとして作り出すことが出来るということです。
繰り返し使い続けることができる「多回リサイクル」を可能にしたハンディウッドは、サスティナブルな環境づくりに貢献する環境性能の高い再生木材なのです。
その証にハンディウッドは環境に関する4つの認証を取得してます。
エコマーク認定100%リサイクル
CO2削減効果
容器包装リサイクルプラスチック高度利用認定
CASBEE®評価貢献製品
ハンディウッドを使う2大メリット
続いては、ハンディウッドを使う2つの利点について解説します。
安全に使用できる
ハンディウッドは、個人宅や公共施設などに幅広く用いられています。
したがって人体に害を与えないことが大前提となるのです。
第三者機関の試験によって有害物質を放出しないことが確認されており、小さなお子さまがいるご家庭でも安心してお使いいただけますよ。
原料の安全性に関しても認定されているため、人間にも環境にも優しい素材であることを確認しています。
また、日本国内で流通する再生木材は海外生産の輸入品が多いなかで、ハンディウッドは原材料調達から製造まで全て日本国内で行っているMade in JAPANの信頼性があります。
原材料は、木質系原料、プラスチック原料ともにトレーサビリティーが明確な材料を使用し、国内工場で高品質・高信頼の製品製造を実現しています。
多回リサイクルが可能な唯一の再生木材ハンディウッドが、日本国内で製造されて循環することで、国内の資源の再利用と、森林伐採の抑制に貢献しています。
耐久性と耐候性に優れている
屋外に設置するエクステリアは、紫外線や湿気などのダメージから逃れられません。
だからこそ過酷な屋外環境の使用でも耐久性が高く、丈夫で長持ちする材料が必要です。
ハンディウッドの寿命は10年以上と長く、天然木のようにシロアリや腐朽菌による腐れがありません。
また、水分や湿度の影響による変化が少ないので、天然木材のように乾燥して割れてしまったり、ささくれが生じたりするといった経年劣化とは無縁です。
さらにプラスチック成分のおかげで色の変化が少なく、きれいな状態を維持しやすいです。
ハンディウッドのデザインについて解説
ここからは、ハンディウッドの意匠について説明していきます。
ランダムリブデザイン
ハンディウッドには「ランダム溝デザイン」が施されています。
わかりやすく述べると、山の高さ・彫りの深さの幅・溝の形状がすべて異なるのです。
そこに特殊な処理を施し、光の乱反射効果を生み出しました。
磁器のタイルや天然木材と比較すると、反射率が少なくなっています。
つまり紫外線の照り返しが抑えられ、まぶしさを感じにくいといえるでしょう。
4フェイスデザイン
ここでいう「4フェイス」とは、木材を見る方向を意味します。4つの方向(表・裏・奥・手前)からハンディウッドを見ると、光の加減で微妙に見え方が違います。
色が薄かったり濃かったりと、そのときによって風合いが異なり、天然木材の様な自然な表情を見せてくれます。
ハンディウッドの幅広いラインナップ
ハンディウッドにはさまざまな商品があります。
ここではその中から人気があるものを厳選してご紹介しましょう。
ハンディウッドデッキ材
ウッドデッキを作るのに適した木材で、DIY初心者でも使いやすいのが特徴です。
ランダムリブデッキ材とフラットデッキ材の2種類があり、その違いは表面の溝の有無にあります。
色の選択肢が豊富なため、住宅の外観に合わせたエクステリアを作れるでしょう。
ハンディウッド・ムク材
数ある一覧の商品の中でも、もっとも天然木材に近い造作材です。
雨や紫外線などにさらされる過酷な環境でも劣化しにくく、長期間の使用が想定される場所に最適ですね。
天然木材だと割れやささくれなどが発生しますが、ハンディウッド・ムク材ならその心配はありません。
置くだけデッキ
「もっと手軽にウッドデッキを作りたい」という人には、置くだけデッキを推奨します。
仕組みは単純で、フックを差し込むだけ。固定するのも取り外すのも簡単です。
カットや穴あけ加工が可能なため、お好きな長さに調節してください。
置くだけデッキエアー
置くだけデッキの受注生産バージョンです。軽くて水はけがよく、夏場でも表面が熱くなりにくいという特徴があります。
お子さまやペットがいる場所でも安全に使えるため、住宅・幼稚園・保育園などに適していますよ。
ハンディウッドの3つの注意点
最後に、ハンディウッドの使用時や施工時の注意点を説明します。重要な部分ですので、ぜひ目を通してください。
1. 建物の建材として使用できない
安全性の観点から、過度な荷重がかかる場所には用いないでください。
柱や梁、等の主要な場所に用いる部材には適していないため、注意が必要です。
2. 水平な状態で保管する
資材を壁に立てかけたり地面に直置きしたりするのは避けましょう。
ブルーシートなどを敷き、その上に平積みで対応しましょう。
3. 不燃材ではない
ハンディウッドを火気に近づけると、火災が発生する危険性があります。
または変形する可能性があるため、ご注意ください。
再生木材のハンディウッドは「mock re:」にご相談ください。
再生木材でエクステリアを作るなら、ハンディウッドは優れたメリットが多いことをご紹介してきました。
ハンディウッドは性能以外にも、フェンスに使えるルーバー材や、デッキタイルなどの部品のレパートリーも豊富であることもメリットの1つです。
ハンディウッドが大切にしているもの
天然木材は、同じ樹種でも色合いや模様、年輪の広がりや節の有無などが1本づつ違い、2つとして同じものはありません。
再生木材でありながら天然木材と同様の心地よい風合いを持つハンディウッドは、このような不揃いなばらつきを「自然で心地よい風合い」として再現しています。
高い環境性能を持つハンディウッドは、住宅や公共施設などの幅広い場所で採用されている実績があり、自然で心地よい空間を創り出すことに貢献しています。
ウッドデッキシミュレーターでウッドデッキの部材数を確認
ハンディウッドでウッドデッキをDIYするなら、ぜひ「mock re:(モックリー)」にご相談ください。
だいたいの目安を知るにはウッドデッキシミュレーターをご利用ください。
理想のウッドデッキに必要な部数を計算できます。
ウッドデッキシミュレーターは会員登録なしでいますぐ試すことができます。
ハンディウッド以外の人工木や木材全般のご相談もお待ちしております
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