【DIY】ウッドデッキの床板を綺麗に貼ろう!適正な隙間と施工のコツ

コラム

【DIY】ウッドデッキの床板を綺麗に貼ろう!適正な隙間と施工のコツ

ウッドデッキの床板は、日常使用する際に一番目にする部分です。
DIYの際は、慎重に作業して綺麗な仕上がりを目指しましょう。

床板を綺麗に貼るためには、いくつかのポイントを押さえて施工することが必要です。

「床板の隙間はどのくらい空ければいいの?」「床板の隙間はどのくらい空ければいいの?」
「隙間を均一にするための施工方法が知りたい!」

この記事を読めば、ウッドデッキの床板に設ける適正な隙間の広さや、DIYの際に役立つ施工のコツがわかります。

またなぜ隙間が必要なのか、機能的な側面についてもご紹介いたします。

ウッドデッキの隙間には通気性の確保や排水の役割がある

ウッドデッキの隙間の役割

室内の床には基本的に隙間は必要ないため、ウッドデッキの床板に隙間を設けることに違和感を感じる方もいるでしょう。

そもそも隙間は必要なのかについてですが、明確な機能的役割があるのでご紹介します。

排水

ウッドデッキは屋外の設備ですので、湿気や風雨の影響で腐食やカビが発生するリスクがあります。床板に隙間を設けることで、雨水を溜めずスムーズに排水することができ、木材の痛みを防ぎます。

通気

床材に天然木や人工木を使用する場合、湿気や雨などの水気が劣化の原因になります。均一な隙間を設けることで通気性が確保され、木材が濡れてしまった場合の乾燥を早めることで耐久性が保たれます。

木材同士の干渉防止

木材は湿気を吸収すると膨張し、乾燥すると収縮する性質があります。この自然な動きを考慮せずに隙間を設けないと、床板同士がぶつかり合い、反りや割れの原因になります。

ウッドデッキの隙間は3mm〜7mmがおすすめ!選定のポイント

ウッドデッキの隙間

次に適切な床板の隙間について解説いたします。隙間の選定にはいくつかの考慮するポイントがありますので、それらを踏まえてご自身のウッドデッキに合った隙間を選びましょう。

見た目への影響

隙間が少し変わるだけでも、見た目に大きな影響があります。5mm以上の間隔は、隙間から床板より下の部分が見えます。

床下部分が見えてしまう点が良くない訳ではありませんが、広すぎる隙間は見た目の美しさを損ないます。

使い心地の良さ

床板の隙間が変わることで、使用感における以下の点が影響を受けます。

  • 踏み心地
  • ホコリやゴミの溜まりやすさ
  • 物の落下
  • 設置した家具のガタつき

必要以上に広い隙間は踏み心地を悪くしたり、小さなものが落下しやすくなり、使い心地が悪くなります。また床板同士の隙間が均一でないと、家具がガタついてしまったり、掃除がし難いという不便があります。

機能性

隙間が狭すぎると水の表面張力により、本来機能するべき排水が上手く行われないことがあります。排水のために必要な間隔は、最低でも3mm以上、理想は5mm以上です。

安全性

安全面についても配慮が必要です。10mm以上の広い隙間は、小さなお子さんの指やペットの足が挟まってしまう危険があります。

逆に狭すぎる隙間は水捌けが悪く、足を滑らせて転倒してしまう恐れがあります。
安全性の観点についても機能性と同様に、床板の隙間は5mm前後が理想的です。

おすすめの間隔

以上のポイントを踏まえて、ご自身でお好みの隙間を設けましょう。
モックリーがおすすめする間隔は、3mm〜7mmです。

隙間から下が見えてしまうのを避けたい場合は狭めの3mm〜5mm、通気や排水を重視して耐久性を高めたい場合は、広めの5mm〜7mmがおすすめです。

固定した後に後悔しないよう、一度地面にお好みの隙間で木材を並べてシミュレーションしておきましょう。

お住まいの地域が湿度が高い、雨や台風が多いという場合は、木材が膨張するリスクを考慮した上で隙間を選定しましょう。一般的には5mm以上の間隔を確保しておけば、機能的に問題はありません。

【ウッドデッキDIY】隙間を均等にするためのコツ3選!

ここからはDIYでウッドデッキの床板を貼る際に、隙間を均一に固定するためのコツを紹介します。

隙間が揃っていないと、仕上がりが悪くなるだけでなく、排水性や通気性にも影響を与えるので、慎重に作業しましょう。

スペーサーを用意する

隙間ゲージ

床板をビスで固定する際、既に固定してある横の板との間にスペーサーを噛ませることで作業が簡単になります。

スペーサーは金具、プラスチック、差し金など、固定が簡単なものならなんでもOKです。

専用のアイテムを用意したい方は、隙間ゲージがおすすめです。床板の木材は長いので、1箇所ではなく、両端に2箇所スペーサーを使うことで、施工時のズレを防げます。

固定時はクランプを活用する

クランプ

ビス止めする際は木材にとって強い衝撃が加わっているため、ビスの回転方向に木材がズレることがあります。

固定の際は、2箇所以上をクランプで固定して作業をしましょう。根太に床板を固定する位置の目印を付けておけば、作業の途中でも隙間が均一かわかりやすくなります。

木材の反りを抑える

木材の反りにも注意しましょう。

計画保管していた木材が使用する前に反ってしまうこともあります。
されているウッドデッキの概要を入力していただければ、おおよその木材量がすぐに試算できます。

固定する際に反りを確認した場合は、しっかりと押さえつけながら矯正し、クランプで木材が動かないようにしてビス止めしましょう。

反りがひどい場合は、代わりの木材を用意するか、数日かけて固定器具を使い矯正をしてから作業するのがおすすめです。

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隙間は樹種によって変えるべき?ウッドデッキDIYのよくある質問

ウッドデッキのDIYに挑戦される際に、
「床板の隙間は樹種によって決め方を変えた方がいいの?」
という質問が多く挙がります。

モックリーが推奨する3mm〜7mmの隙間であれば、どの木材を使用しても問題はありません。このような質問は、樹種によって特徴が若干異なるために生じます。

ご自身が使用する木材の特徴について知っておけば、作業に応用できることも増えます。
押さえておきたい木材の性質をご紹介いたします。

天然木

天然木

樹種によって隙間を変えるべきかという点は、使用する木材が変形しやすいかが大きく影響します。

ウリンに代表される海外産のハードウッドは、固く変形し難い木材のため、膨張や腐食の心配が少ない特徴があります。

杉やひのきなどの国産のソフトウッドは、柔らかく変形しやすいため、膨張や腐食については防腐処理や塗装などの事前対策が必要です。

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人工木の場合

人工木

人工木は天然木に比べて膨張や腐食のリスクは低いので、床板の隙間をなるべく取りたくない方に向いています。

とはいえ人工木も膨張をしたり、若干の反りが出ることもあります。施工の際は樹種を問わず、前章でご紹介したポイントを実践しながら綺麗な仕上がりを目指しましょう。

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ウッドデッキ用の木材は豊富な取り扱いの専門店モックリーへ!

モックリーではウッドデッキ用品の専門店として、様々な木材を取り扱っております。

ウッドデッキの床材に人気の国産材としては、事前に防腐処理を施した、杉材とひのき材を取り扱っております。

杉材
ひのき材

公共施設でも多く採用されている頑丈なハードウッドも多数取り扱っております。

ハードウッド

ウリンやイタウバなどのハードウッドは、硬いことから加工の難易度が高いため、豊富な規格で展開している専門店で木材を購入して、カットの工程を減らすことでDIYが簡単になります。

隙間の少ないデッキを作りたい方は、こちらの再生資材をご覧ください。
気になる木材は全て、カットサンプルを手配可能ですので併せてご利用ください。

再生木材
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